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ウォーキング・デッド シーズン8　第11話『捨て身』(Dead or Alive Or)

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ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。
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確執

身を隠しながらヒルトップへと向かうダリル率いるアレクサンドリアの住民たち。だが相変わらずタラはドワイトの存在を許せずいつ殺すかと殺気立っていた。そんなタラにダリルはまだダメだと言い、ロジータもヒルトップに着くまでは我慢してと言った。
アレクサンドリアからヒルトップまでの経路はすべて塞がれているだろうと考えどの道で進むかを相談しているとドワイトは「別の方法がある。ニーガンはこの沼地は避けろと言う。緊急時以外は。沼地は危険だから行く価値はないと言ってた。」と言う。タラは「こいつに従うの？私たちを危険にさらす？」と不満を言いトビンたちまでタラに賛成だと言うが他に道はない。一行は沼地へ向かうこととなった。
沼地に到着し数人でウォーカーを始末することにする。だがタラは住民やドワイトと共に残ると言う。沼に入りごぼごぼと湧き出るウォーカーを仕留めて行くロジータたち。しばらくするとタラはドワイトにナイフを渡しウォーカー退治へと向かうがそれは口実だった。タラはドワイトに銃を向けながら道を進む。ドワイトが近くにいたウォーカーを殺すとタラは「あんたは救世主だ。」と言う。ドワイトは手からナイフを落とし「奴らが憎い。ニーガンのことも。」と言うがタラは「だから何？罪はぬぐえない。」と言った。ドワイトは「だがこんな風に俺を殺して何になる？」と聞いた。するとタラは「気が楽になるわ。」と言って発砲した。ドワイトはとっさに避けて走り出す。だが腕の傷が痛むのか止まってしまった。そこへタラがやって来る。タラは銃を突きつける。ドワイトは「死は覚悟してた。君たちに勝って欲しかった。」と話す。だがその時近くから救世主たちの声が聞こえて来て2人はとっさに身を隠す。敵は5人いた。
絶対絶命のピンチを迎えたその時ドワイトは手を挙げて救世主の前へ飛び出した。突然現れた仲間に救世主たちは銃を下ろした。ドワイトは銃撃されて逃げてて隠れていた、沼地から来たが奴らはいなかったと嘘をつき皆を守ってくれた。だが彼は再び救世主の元へ戻ることになってしまったのだ。その様子を見てからタラは戻ろうと立ち上がるがそこにロジータがいた。一部始終を見ていたロジータにタラは「止めなかったね。」と言う。ロジータは「無駄でしょ。」と言うと歩き出した。だがこの行動にダリルは激怒。仲間を連れてくるかもしれないと言うダリルだがドワイトは自分たちを守ってくれたと話しロジータもそうだと言った。それでも怒りが収まらないダリルだがトビンに抱っこされ怯えるジュディスを見ると声を荒げるのを止め再びヒルトップに向け歩を進めることにした。

じっと佇む不気味な2人

ヒルトップに到着していたモーガンとキャロル。モーガンはヘンリーと共に腰掛け、外の檻に入れられた救世主たちを見張っていた。キャロルが交代するわと言っても断り、ヘンリーは食事もいらないと言う。檻の中のジャレッドからは「その子供は気味が悪い。よそへ連れてってくれ。」といわれるほど不気味に座る2人。ぶーぶーと文句を続けるジャレッドにヘンリーは「誰が兄貴を殺した？」と言い出した。これにはモーガンも驚いた顔をする。キャロルは渋い顔になり「ジェリーに食事をもらって。」と言いモーガンにも促されやっと立ち上がって食事を摂りに行った。「なぜ教えない？」と聞くモーガンにキャロルは「分かるでしょ。まだ子供よ。これ以上は酷だわ。」と答える。だがモーガンは「彼なら乗り越えられる。苦しまない。平気だ。」と涼しい顔で話す。キャロルは「まだ分かってないだけよ。平気じゃない。あなたも。休んで。」と言った。

神のお導き

ユージーンの手引きにより聖域を抜け出していたハーラン医師とゲイブリエル。だが道に迷ってしまったようで助手席のゲイブリエルは地図とにらめっこをしていた。しかし感染症の影響でゲイブリエルは視力が落ちかなり地図に目を近づけて見ていた。そんなゲイブリエルの様子をハーランは心配するがゲイブリエルは「あなたはマギーのためにヒルトップに戻るべきなんだ。きっと大丈夫だ。何もかも。そう信じるんだ。道は間違っても方向は正しい。」と言う。神が導いてくれていると信じているゲイブリエルだがハーランはそうでもない。「神に運転させよう。」と皮肉まで飛び出すがゲイブリエルは「車に乗せた方がいい。道端に足跡を残されるよりわね。」と言って笑うが体調はかなり悪そうだった。2人は再び車を動かそうとするがエンジンがかからない。そんな2人に足に罠をはめ這いずるウォーカーが迫っていた。ウォーカーを退治し車の様子を確認。ハーランはゲイブリエルの視神経の様子も確認していた。
かなり悪いようですぐそこにある標識も分からない。抗生物質を飲まなければいけないのだが手元にあるはずもない。ハーランは聖域を出るべきではなかったのではと後悔の言葉を口にしたがその時ゲイブリエルが何かの音を聞きつける。金属のようなものが当たるような、ベルのような音が聞こえ2人は森を抜け音のする方向へと向かった。するとそこには小屋があり、音はつりさげられた看板のようなものから聞こえていた。

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荷馬車に揺られて

長い間無人だったような小屋。中を確認し一安心する2人。住人が使っていたらしい無線機などもあるがハーラン医師は通信記録の”返答なし”を見てムダだろうと言った。その時何か音が聞こえて来たので部屋の扉を開けるとそこにはベッドに片手を手錠でかけビニール袋を被ったウォーカーがフガフガしていた。周りには薬の容器が散乱している。
あまり見えない目でじっと薬の容器を見つめるゲイブリエル。そんな彼に休んでいろと怒るハーランだったがゲイブリエルにこの容器は何て書いてある？と聞かれ容器を見ると驚いた顔を見せた。それはたくさんの抗生物質だったのだ。ハーランも”神の導き”な偶然を少しだけ信じる気になった顔をした。
抗生物質を飲みしばらくするとゲイブリエルの熱は下がった。だが視力はまだ戻らない。ハーランは「回復しなければ一生障害が残る。残念だ。」と言う。ゲイブリエルは「生きることが残念？」と聞く。ハーランはこの世界で視力を失うってことだよ、怖くないのか？と言うがゲイブリエルは「神が導いてくれる。」と言った。そして話を続けながら手を動かした時にテーブルの上にある大きな豚の貯金箱を落として割ってしまった。だがまたここでハーランは驚かされる。その貯金箱の中には車の鍵と地図が入っていた。地図を確認するとヒルトップはたった数マイル先だと分かった。2人は笑顔になり車を取りにガレージへと向かう。目があまり見えないゲイブリエルは少しずつしか進めない。そして相変わらずカンカンと鳴る音の方へ目をやった。見えないなりに目をこらし看板らしきものに書かれている文字を見る。そこには”ワナに注意”と書かれていた。ゲイブリエルはどんどん進むハーランに「とまれ！」と言うが遅かった。ハーランは仕掛けられていた罠に足を挟まれ叫び声を上げる。そしてそこに沢山のウォーカーが集まってきた。罠にハマるウォーカーもいるがそうでない者は次々にハーランに襲い掛かる。必死に抵抗するハーラン。ゲイブリエルは見えない目で必死に拳銃を拾い上げハーランに襲い掛かるウォーカーめがけて発砲。すると上手くウォーカーに当たりハーランは助かった。あまり見えない目でよくやったものだとハーランは嬉しそうな顔をして「やったな。」とほめる。ゲイブリエルも笑顔で「導かれたようだ。」と答えた。
2人は車に乗り込むと笑顔になるがそこへ「手をあげろ。」と銃を突きつける救世主が現れた。銃声を聞きつけた救世主に見つかってしまい2人は車の荷台へと押し込まれた。それでもゲイブリエルは「神が導いてくれる。信じれば見えて来る。」と言った。するとハーランは「見えたよ…」と言って救世主の腰につけられた銃を見る。ハーランはそれを奪い敵を倒そうとするが見つかり他の男に撃たれて死亡してしまった。「そんな…まさか…ウソだ…」と涙を流すゲイブリエルを乗せて車はゴトゴトと走り出した…。

到着、そして悲しい報せ

ヒルトップへとやって来たダリル一行。それを笑顔で迎えるキャロルだったがダリルの顔を見て何かあったのだとすぐに気づいた。カールが亡くなったことをその場で聞き泣き崩れるイーニッド。キャロルたちも突然の訃報に呆然とし悲しんだ。
キャロルはヘンリーとモーガンの所へ行く。「カールが死んだのは奴らのせい？」と聞くヘンリーにキャロルは「知らない人を助けたの。こんな時でも人を助けた。」と言う。するとモーガンが立ち上がりヘンリーに「兄貴のことを聞いたな。誰が殺したか。ギャビンだ。彼はお前が殺した。」と話した。ヘンリーは考え込みキャロルはそんな彼の隣に寄り添っていた。それを少し離れた場所から見ていたマギー。そこへセディクがやって来る。「親切なもてなしをありがとう。十分すぎる。病院はあるかい？診療所とか。」と言うセディクにマギーは「ケガしたの？」と聞く。セディクは「そうじゃない。俺は医療経験があるから力になれると思う。」と言う。マギーは「トレーラーよ。ありがとう。」と言った。

化け物クラブの会員募集

ニーガンから銃弾の製造を任されたユージーンは工場で製造にいそしんでいた。フランキーの甘い言葉にも乗らず淡々とリーダーシップを発揮する中、クネクネしながらニーガンが現れた。嬉しそうなニーガンの後ろからは両側を掴まれたゲイブリエルがやって来る。「見つけたぞ。どうやって我が家から逃げ出したか面白い話が聞けた。」と言うニーガンの言葉に焦りを感じるユージーン。だがゲイブリエルは「カーソンだ。」と嘘をついた。安心するユージーンは「なぜ彼をここへ？」とニーガンに聞いた。ニーガンは「人手がたりないだろうと思ってな。目は役に立たないが両手は使えるから。」と言った。ユージーンは試してみようと答え、銃弾の量が全然足りないから供給量になるまで数日かかると話した。不満に思い認められないと言うニーガン。ユージーンは「聖書的な方法で恐怖を味わわせては？中世の投石機の原理を活用して。死者の腕や脚、胴を投げ入れるんだ。頭部とか大量の内臓でもいい。心理的な軍事作戦だ。」と言うがニーガンはその言葉で何か思いついたようだった。「ありがとう。クソの中からバラが咲いた♪明日は大一番だ♪」と言うと去って行った。
聖域に戻るとニーガンは部下たちを前に「知ってるだろ？噛まれたらこいつらの何かが傷口から入り死に至って化け物クラブの会員に。それを利用できたら？」と言って縛り付けたウォーカーをルシールで殴る。そして頬をルシールで撫でまわし肉をずるずるとこそげ落とした。ルシールについたウォーカーの血肉。それを部下たちに突き出すと「これをよく見ろ。殴りつぶすのは終わりだ。優しく触れよう。若しくは濃厚で湿ったキスをしよう。どちらにせよそれが入会の証し。会員を増やすんだ。ヒルトップは規則に従うことになる。死のうが生きようがその狭間のクソになろうが。」と言ってニヤリと笑った。

ほんとに医者は短命だなぁ…。貴重なお医者さんがバッタバッタと死んでいきますよね。セディクもそのうち…と思うと心配ですわね。
ゲイブとハーラン医師の珍道中がほんとに神のお導きなのではと思えてしまったのですが最後の最後に捕まってしまいました。あんなに上手くいっていたのに…。何だかくやしさが残りますね。ゲイブは再び救世主の手に。そしてドワイトも戻るハメになってしまいました。タラは我慢がきかなかったんだなぁ。もうちょっと我慢してほしかったですね。捨て身で皆を守ってくれたドワイトさんだけどタラに何かしら心境の変化はあるかしら。
ドワイトさんの中の人が日本大好きって言ってくれてるのを知ってからドワイトを憎めなくなってしまったのでボブ江はタラに苛立って仕方がないのですw
そしてモーガンとヘンリーが座ってる姿がまるで親子のようでしたねw不気味親子。ぬっちょりヘアーに気味悪いと言われたヘンリーだけどカールの死がヘンリーやモーガンを少し軌道修正させてくれたようですね。ちょっと行き過ぎてたし少しでも戻って来てくれるとありがたいです。
イーニッド…(´；ω；`)泣き崩れてしまってかわいそうでしたね…。カールとイーニッドはいずれステキな夫婦になるのではと思っていたけどこんな形でカールを失ってしまって…。大丈夫かな？立ち直れるのかしら？イーニッドを見ていたセディクがとても心苦しそうでそれもまた辛かった…。
でもセディクはいい人ですよね。とにかく自分は人の役に立てることをしたいって思ってマギーに話をして。
カールがこんな善人を助けたって分かれば少しでもみんなの救いになると思います。
それでね、ニーガンさん。クソの中にバラを咲かせるってどんな表現だよって思うんですけどね一体何を考えついたのか？
最初はユージーンの言うように投石器みたいので内臓とか投げ込むのかなと思ったんですが、もしかしてアレですか？
薬莢に内臓とか詰め込んでそれを撃ち込めってこと…？内側から感染させてやるぜ！みたいな？いや、もうみんな感染はしてる設定でしたよね。でもまぁ考えられるとしたらそういう感じなのかなぁ。
何だか今シーズンまったりもったりしてるけど、ニーガンとの決着着くんだよね？もう次のシーズンまでは引っ張らなくていいと思うからさくっと先に進めてもらいたいですね！

今日の一枚

The Walking Dead season8 ep11