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ウェイワード・パインズ 出口のない街 シーズン1　第5話『全てが明かされる時』

ネタバレしています。まだの方はお気を付け下さい。

イーサンを狙う者

妻テレサに「助けを呼んでくる」と言って街を囲うフェンスから外へ出たイーサン。だが木の陰からイーサンを見ている者(ゴラム似)の姿が…イーサンは素早く動き回るその者に気付きショットガンを何発か撃つが動きが早すぎて仕留めることができない。するとイーサンの腕に激痛が。見ると二の腕に鋭い爪でやられたような深い傷ができていた。イーサンは何とか身の安全を確保し、朝を迎えて地図を頼りにボイシへ向かおうとする。

テレサの就職

不動産屋に退職による欠員(前回フェンスに当たって自殺したピーター)が出ましたのでと手紙をもらったテレサ。とりあえず指定された時間に不動産屋へ行ってみる。中へ入ると男性が出てきた。どうやらここのボスのようでビルといいみんなは”ビッグ・ビル”と呼んでいるそうだ。不動産屋はこのビルのほかに助手の女性、それにテレサを加えた3名でやっているようだった。ビルは「君のような美人さんが来てくれてうれしいよ。前任者は残念な結果だったがね」と言う。テレサは早速仕事を与えられる。ウェイン・ジョンソンと言う男性が事故により家などすべてを失ったため空いている家を紹介してくれということだったがテレサはこの街に来る人は事故で運ばれることが多いことや家を売るのではなく与えることをおかしく思った。

オリエンテーション

息子のベンは親しくなった女子生徒のエイミーと軽くキスをしちゃったりもしながら次の日は一緒に学校へ行く約束をする。そして学校に着いたベンはアナウンスでオリエンテーションを行う為来てくださいと呼び出しがかかる。指定された教室へ向かうとリードと言う男子生徒とキャリーという女子生徒がいた。ベンは「君たちも転入生？」と聞くと不安そうな二人は頷いた。そこへフィッシャー先生が入って来てプロジェクターの準備をする。そしてスクリーンには3名ずつ笑顔の生徒が映し出される。先生は「あなたたちもオリエンテーションが終わるころには正式に迎えられるわ。”第1世代”として。それは名誉なことであり特権なのよ」とほほ笑む。ベンたちは訳が分からずお互いの顔を見合わせていた。そして先生は続ける。「優れた者だけが第1世代に加わることを許されるの。受け入れる準備ができている者だけにその資格があるの。」ベンは「受け入れる？」と聞くと先生は「”真実”をね」と答えた。

新しい住民

テレサは病院にいるウェイン・ジョンソンを迎えに行くことに。ベッドに腰掛け何やら考え込んでいるウェイン。テレサは不動産屋であり家を案内すると話しかけた。だがウェインは落ち込んだ様子で「やめてくれ…」と静かに言った。独りにしてくれと言われたテレサだがウェインの様子が気になり話を続ける。気遣うテレサが「私も混乱してるんですよ」と言うとウェインは「じゃぁ、君もあれを見たのか？」と聞いてきた。テレサは何のことかわからないがとりあえずウェインが事故の後に見た物について話を聞く。ウェインは「恐ろしい物を見たんだ。奴らは俺や他の者に何かをした。そしてあの看護師がいた。」と話し出す。テレサはベッドにある盗聴器とカメラに気が付きウェインの横に座って小声で話す。「誰かに話した？この街は安全じゃない。だからあなたも気を付けて分かるわね？」そう話しているとパム看護師が現れる。テレサは家を案内するために来たんですよ。と言ってその場をごまかした。

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森に潜む者の正体

ベンはオリエンテーションを受けていた。スクリーンに映るウェイワード・パインズの森。先生は「何か気が付く？」と聞く。ベンは「左上に何かいる」と答えた。先生は「そう。これは彼らの存在を示す最初の証拠よ。」というとキャリーは「彼らって？」と聞く。先生は続けてゴラム似のアップの写真を見せ「過酷な環境下で進化し、今地球上で最も獰猛な肉食動物よ。食物連鎖の頂点にいて人間さえも寄せ付けない。アビーはたった一体でも武装兵を倒すことができる。そしてアビーは群れで行動する。」驚いて声も出ないベンたちだが先生は更に説明を続ける。「鳥のような鉤爪を持ち一振りで獲物の息の根を止められる。聴覚がとても鋭くてかすかな音でもとらえるわ。嗅覚も鋭く人間の100倍だと言われている。アビーは進化によって今の能力を得た。DNAはその起源となる哺乳動物と0.5%しか違わない。その哺乳動物とは…彼らは人間だったの」それを聞いて生徒3人とも言葉も出なかった。
(この説明の間森でのイーサンのシーンが流れます。イーサンは群れで動くアビー(ゴラム似の奴)に遭遇。だが鹿の死体をうまく使って身を潜めアビーたちの様子をうかがう。鹿の肉を夢中で貪るアビーたちはイーサンに気が付かず、遠くから聞こえた音に反応してどこかへ行ってしまうという感じです。)

知らされた真実

先生はベンたちに古いコインを渡す。ベンは「すごく古いですね。ローマ時代のとか？こすってもいいですか？」と聞く。そして汚れた金貨をこするとそれは25セントコインだった。先生は「発行年は？」と聞く。コインを見たベンは驚いた。そこには2095年と書かれていたからだ。あり得ないと言う生徒たちに先生は「可能性の有無を考えるのではなく、事実を踏まえて考えてちょうだい。街へ来る前何が起きたか覚えてる？」と聞く。ベンは「事故」と答え他の二人も事故と答えた。そして先生は驚愕の事実を伝える。「あなた方は事故で運ばれたんじゃないの。選ばれて連れてこられたの。そしてこの街があるのはあなた方が知る世界ではなく全く異なる世界。アビーが支配する世界にこの街はあるの。手元のコインが古く見えるのは実際に古いからよ。それは人類最後の文明の遺物。人類の文明は今から約2000年前に滅亡した。今は2014年ではない、4028年なの。」と言った。
(この説明の間もイーサンのシーンが流れます。やっとの思いで森を抜けたイーサンが目にしたのはまるで遺跡のようになった街の姿でした…という感じです。)

ウェインの見た物

家を案内するテレサは洗濯機を回して音を出しその間にウェインの話を聞くことにする。ウェインには家には盗聴器やカメラが仕掛けられていることを話しておいた。ウェインは「事故の後目覚めたときに俺は外を見てたんだ。ガラスの…ガラスの窓の外を。窓はとても小さくて例えばこんな感じだ」と家庭用乾燥機を指さす。「窓の外には人がいて中を覗き込み俺を見てた。看護師もいた。そのうち俺は気を失った。こういう(乾燥機みたいな)窓がついた装置がたくさんあって、どの装置にも中には人がいた。信じてくれるか？」と聞いた。テレサは「もちろんよ。あなたが見た物を突きとめるわ。でも今は何も知らない顔してこの家をもらって」と答える。ウェインはとりあえず納得したようだった。

選ばれし第1世代

ベンたちは先生からどうして自分たちが未来にいるのかなどを聞いていた。どうやら連れてこられる人間は機能停止装置に入れられて眠りにつき、目覚めると一員になっているというからくりらしい。そしてなぜベンたち第1世代が選ばれたかと言うと”人類を存続させる為”ということらしい。それを聞いたベンたちは戸惑いを隠せなかった。
先生は「今から2000年前、ある偉大な科学者が人類の変異を予測した。自然の変化はやがて人類にも変化をもたらすと。その科学者は人類を存続させる為”箱舟”を作ったの。ウェイワード・パインズを。その科学者の名前はデイビット・ピルチャー。みんなは会う事はないけれど安心していいのよ。彼は常にあなた方を見守ってくれているわ。」

突きつけられた現実

目の前の光景を見て訳が分からず途方に暮れていたイーサンの前に一台のヘリコプターが降り立った。そして中からは精神科医のジェンキンス医師が…。武装した男に付き添われたジェンキンス医師はイーサンに「君には驚かされるよ。ここまで来た者は1人もいない。申し遅れたがデイビット・ピルチャーだ。」と言う。ピルチャーという名前に聞き覚えのあったイーサンは「あんたがピルチャーか…」と苦笑いをした。イーサンはピルチャーから今目にしているものが現実で、人間は化け物と化し文明的な生活ができているのがウェイワード・パインズだと聞かされる。納得はいかないがアビーたちが向かってきているのでイーサンはヘリコプターに乗り込みその場を離れた。

いきなり全力解明の回でしたね。オカルトミステリーを期待していた私にはそっちの方か！(SF系です)と残念で仕方ないのですが…。イーサン・ベン・テレサ。それぞれが違う方向から真実へ向かっていったという感じですがこの先はどうなるんでしょうか。ピルチャーは前にイーサンの上司と会っていたから2014年と未来を行き来できると言うことですよね。もしやイーサンは未来がこうならないように動き出すとか…
今回は重要なワードが多いかと思われましたのでなるべく詳しくネタバレしてみました。

↓　英語のみですが…

今日の一枚