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ウェイワード・パインズ 出口のない街 シーズン1　第10話『救世主(最終話)』

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ネタバレしています。まだの方はお気を付け下さい。

明かりの消えた街

イーサンが街の秘密を話したことに絶望したピルチャーは街全体の送電をストップ。それに気づいたアビーたちは次々に街へ向かっていた。イーサンは本部から電源が落とされたことを聞き住民たちに33区画の地下へ避難するように言う。テレサは病院にいるベンを迎えに行き、イーサンはケイトとその仲間たちを連れて保安官事務所に武器を取りに行く。そこでティムからこれも使えると思うとパイプ爆弾があることを聞く。一方電源を戻すようピルチャーに言いに行くパムだがピルチャーは「またゼロからやり直せばいいから」と言って今の住民たちを助ける気は一切無しだった。しかも警備の者たちを呼んでパムを連れ出すように命令した。警備員たちは街を管理してくれているボランティアの者たちも銃で脅して連れ出していった。

逃げ惑う住民たち

ケイトたちが必死で銃を使いアビーたちを倒していくが圧倒的に数で負けており襲われて食べられてしまう住民もたくさんいた。みんな33区画に必死で向かう。その頃病院にいたテレサはアビーの姿を見つけてしまった。急いでここを出なければとベンと術後間もないエイミーを連れて音を立てないように隠れながら出口へ向かっていた。だが見つかってしまいテレサは何とかベンたちだけでも逃がそうと逃げ道を探っていた。その時近づいたアビーに銃弾が当たる。イーサンが助けに来てくれたのだ。テレサたちは33区画に無事逃げることができた。

リセットする為に

ピルチャーの命令で機能停止装置に入れられることになったパムだがスタッフや警備員たちを一生懸命説得をする。「我々の任務は未来を守ることよ。ピルチャーに尽くすことじゃない。」と言うがピルチャーに心酔しているスタッフも大勢いて「彼は救世主よ」と言う者もいた。パムは「違うわ。神でもなんでもない。ただの男よ。間違いも犯す。でもまだ間に合うわ。状況を戻して一緒に…」と言うが警備員にスタンガンを当てられ意識を失ってしまった。そして次に目を覚ました時は機能停止装置に入れられていた。目の前のピルチャーを見て涙を流すパムだが装置は動き始めパムは強制的に眠りにつかされることになる。

箱舟に乗りし者たち

留置場に入れられたままになっていた”第1期生”たち。彼らの仲間がやって来て留置場から出してもらう。「みんな”箱舟”へ？」「ほとんどな。アビーがうじゃうじゃいるぜ」「ピルチャーは僕らに街の未来を託した”箱舟”へ行かないと」と彼らはどこかへ向かおうとする。他の第1世代と呼ばれる子供たちとも合流し彼らは”箱舟”と呼ばれる武器や食料などがたっぷり備蓄された部屋へと入って行く。「こういう”洪水”の為にピルチャーはこの”箱舟”を用意してたんだ」と言った。

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地下の先へ

何とか生き延び地下に集まった住人達。その中にメーガンの姿もあった。イーサンはこの地下の先はどこに繋がっているのかを聞くがピルチャー信者のメーガンは「知らないわ」と嘘をつく。イーサンは怒って電気はピルチャーが消したんだぞ！教えろ！と言うが信じないメーガン。そこでベンが「本当だよ。彼じゃないなら警告してくれるはずだろ？」と言う。メーガンは矛盾点を突かれて納得せざるをえなくなり地下の先にエレベーターがあって管理室に行けると教えてくれた。イーサンはケイトやテレサと協力して先が安全かどうか確認しながら住民たちを誘導した。エレベーターにたどり着くとまずイーサンとケイトが上に行き安全を確保する。銃を向けた警備員たちは拘束するか撃ち殺した。そして無線でテレサに連絡し、住民たちを順番にエレベーターに乗せていった。

あくまでも理想にこだわる男

地下にもいよいよアビーたちが侵入してくる。最後にエレベータに乗り込んだテレサやベンやイーサンたちだがアビーたちが下から登って来た影響で途中でエレベーターが停止してしまう。何とかエレベーターの上に行きハシゴから目的の階まで行こうと考える。順番に上に上がらせていくイーサン。最後になったイーサンにベンが上から手を伸ばす。イーサンはその手を握り「必ず追い掛けるから先に行ってくれ」と言った。嫌がるベンを説得し何とか上に向かわせることにした。そして最後の住民たちがハシゴを昇っていく間イーサンはエレベーターの中でパイプ爆弾を組み立て始めた。みんながやっと目的の階に着きすでに待機していた住民たちに助けてもらっている時エレベーターの中ではピルチャーがマイクを通してイーサンにあきらめろと話しかけていた。その時銃を持ってピルチャーの部屋へ入って来たケイト。「電源を元に戻しなさい」と言う。だがピルチャーは「私にそんな偉そうなことが言えるのかね？私が君たちを選んで連れて来てやったのだぞ！」と言う。「あなたの理想はここまでよ」と言うケイトに「やってみろ。私を殺せ。私の理想は死なないぞ。若い世代が…」とピルチャーが言った時に銃声と共にピルチャーは倒れる。驚くケイトが振り返るとそこには賛同者によって装置から出されたパムの姿が…そして一緒に来ていた管理スタッフにより電源は復旧された。

イーサンの覚悟

エレベーターの下からアビーの腕が無数に突き出してくる。イーサンはそれを見て幸せな家族の姿を思い出していた。そして覚悟を決めた顔をすると爆弾のスイッチを押す。その衝撃でアビーもろともエレベーターは下へと落ちて行った。上に避難していた住民たちはその爆発音と衝撃に驚く。ベンはエレベーターの方へ駆け寄り下を見るとそこには粉々になったエレベーターの残骸があった。「パパ？どこ？」狼狽えるベン。テレサは全てを悟ったようで涙を流す。「パパ！どこなの！」下を覗いて必死に父親を捜すベンだが頭の上に落下物が当たり気を失ってしまった。イーサンの死を知ったケイトとパムは今後は処刑や監視の無い良い街にしていこうと協力関係を結んだ。

命と引き換えに得た物は…

病院で眠っていたベンは「バークさん、バークさん」という声で目を覚ました。声の主はエイミーだった。「なぜそんな格好をしてるの？」とエイミーに聞くと「看護師になったの」という答えが返って来た。意味が分からずにいるベンにエイミーは「二ヶ月前に卒業したの。私優秀なのよ、バークさん」と言った。ベンは「なぜそう呼ぶの？卒業？僕はどれだけ寝てた？」と聞くがエイミーは「先生が診察に来るわ」と答える。何かおかしいと感じたベンは色々聞こうとするがエイミーは盗聴されていると言った。そしてベンは3年と4か月眠っていたと言う。盗聴マイクの辺りを押さえながら「あの事故の後残りの大人と共にあなたも機能停止装置に…早く助けたかったけど無理だった。あなたの父親を恨んでる人たちがいるのよ。救世主の命を奪ったと。彼らはあなたも同じだと言うから私が説得したの。」ベンは混乱して僕の服はどこだ？と言って服を受け取り病院から出て行こうとする。エイミーは必死に「監視されてるの。また戻されちゃうわ」と言うがベンは街へ出て行った。街は日常を取り戻していた。そして第1世代が保安官の制服を着て歩いている姿も…何よりベンが驚いたのはピルチャーの銅像が建っていてそこには”デイビッド・ピルチャー　ウェイワード・パインズの預言者”と書かれていたことだった…そして町のあちこちに”街を出るな”というプラカードを下げられた死体が電柱に縛り付けられていた…。

(´・ω・｀)え～…何だこの後味の悪いラストはー！！！結局イーサンは皆を守る為に命を懸けたのにピルチャーに洗脳されている第1世代によって街を”元通り”にされちゃったってことですよね。きっとテレサやケイトは機能停止装置に入っているのでしょう。パムも頑張ってたのになぁ…最初はほんとに嫌なおばばだったけど…何だかとっても悲しいし、もやもや度マックスです～こんな終わり方なのかぁ～

今日の一枚