1. ホーム >
2. GRIMMグリム >
3. GRIMMグリム シーズン5 >

GRIMMグリム シーズン5　第14話『ライカンスロープ』

※この記事にはプロモーションが含まれています

ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。

日没を迎え慌てる男

日没直前。森に面した道路を車で走る一人の男。母親と電話をしもうすぐ着くと話しをした直後タイヤがパンクし木に衝突してしまった。幸い男性は軽いケガで済んだようだが車から出ると慌てた様子で辺りを見て「ダメだ。マズいぞ。」と言って走り出した。日が沈んでしまいそうな時森の中から人の声を聞いた男性はそちらの方向へと急いだ。その時日没を迎える。現れたのはブルットバッドのようなヴェッセンでそれは赤い目を光らせていた。そして辺りには人間の悲鳴が…。
翌朝トラックが道で倒れている男性を発見。血だらけになっているその男を見てトラックの運転手は死体かと思って近づいたが倒れていた男性はハッと目を覚ました。

怪しい男と新たな被害者

道で倒れていた男性ドイル・バスクの一報を聞き現場にやって来たニックたち。シャツは破け血だらけだが彼のケガは額だけ。それも車が衝突の際にできたと本人は言う。そして事故後に大型犬を連れた男に襲われたとも話す。逃げる際に転落しそれをトラック運転手が発見したと言っているらしいがウーは「体に引っ掻き傷や歯形はあったが犬と言うより人間の歯の痕だと。お二人は人の歯型に詳しいだろ？」とニックたちに言った。救急隊員に手当てを受けて帰ろうとするドイルだがニックたちは怪しいと感じ彼が母親の家まで行くと言うので送ると理由をつけて同行した。連絡先と血だらけのシャツをもらったニックたちだがどうもドイルの様子がおかしい気がする。署に戻って調べてみるが犯罪歴はなくポートランドの旧家出身の富豪だということがわかった。だが怪しい所は特にない。そこへウーがやって来て「シャツの血痕の検査結果が出た。犬ではなく人の血だ。被害者と犯人のと思うだろ？だが血液型は3つで犬のものはない。」と話す。ニックは「ヴェッセンかも。」と言う。ハンクは「犯人とヴェッセンが森に野放し？モンローとロザリーにドイルの痕跡を追ってもらおう。」と言った。モンローたちに協力を頼みドイルのシャツのにおいを嗅いでもらって事故現場からの痕跡を辿ってもらうことにする。シャツのにおいを嗅がされたモンローは吐きそうだと言いつつもドイルが通ったであろう場所を追っていく。すると事故現場からしばらくは道路沿いに進んでいたが突然森の中に入って行ったとわかり更に追跡する。しばらく進むとロザリーも感じる明らかな異変が…。そこにはハイキングに来ていたと思われる男女の遺体があった。ハンクは「襲撃は嘘じゃなかったな。」と言う。ニックは「問題は誰が誰を襲ったかだ。」と言った。

スポンサーリンク

人狼伝説の元ネタ

遺体付近から何かのにおいを嗅ぎとったモンローは「犬の仕業じゃない…ブルットバッドに似てるが何か違う。」と言った。ニックは「ドイルは犬に襲われたと言っていた。嘘かヴェッセンを見たかだ。」と言う。モンローはまだ何かにおうようでそちらの方向へ歩いて行った。そして山道を見つけるとロザリーに「夜歩くなら普通は山道を行く。満月の夜なら特に。」と言う。ロザリーは「昨日は満月よ。」と言った。モンローは「そういうことだ。ブルットバッドじゃない。」と言うとニックたちの所へ戻り「これは俺の勘に基づく推理だ。昨夜は満月だった。3日間のうちの初日。落ち着いて聞けよ。たぶん相手はライカンスロープだ。」と話した。ハンクはそれが何か知らないため「ヴェッセンか？」と聞く。モンローは「そうだが違う…。」と困ったような返答をした。
スパイス店に戻り”資料を”見せながらモンローは「これだ。病気だ。ヴェッセンのな。ブルットバッドだけがかかる。」と話す。本を見ながらロザリーは「”ブルットバッド特有の遺伝子突然変異である。劣性遺伝で子孫に発現することは稀。ライカンスロピアの発症は満月の3晩のみに限られる。”」と説明した。「人狼か？」とハンクが聞くとモンローは「ある意味な。」と答えた。そして「ブルットバッドが一時的に正気を失う疾患だ。聞いた話だと発症したら子供でも殺せと言われるらしくて100年前に根絶されたと思ってた。」と話す。ニックは「ドイルが”それ”だと？誰がライカンスロープであれ出現は満月の夜。」と言いハンクも「あと2晩残ってる。ドイルなら今夜殺しが…。」と言った。ニックたちは署に戻り警部にこのことを話す。ドイルがライカンスロープであるか確かめるためにも、そして人命が奪われないためにも彼を拘束し檻にいれて様子を見ることにした。

悲しみの遠吠え

容疑者が浮上したから署に来て顔写真を見て欲しいと嘘を言ってドイルを連れて行こうとするが、ドイルは逃亡してしまった。追いかけて捕まえたニックたちにドイルは「ダメだ！やめてくれ！連行は困る。母が1人になる。」と言うが手錠をかけ車に乗せて署に連行した。隔離牢にドイルを入れ、暴れた時のためにモンローたちにクロスボウで撃つ”鎮静剤”を用意してもらった。
日も沈みクロスボウを用意していざみんなで牢へ向かうがドイルの姿がない。ウーからドイルは釈放されたと電話が入る。ニックたちは急いで追いかけて、まだ署内にいたドイルを個室に入れた。クロスボウを向けられたドイルはヴォーガするがそれを見たロザリーが「ライカンスロープじゃない。」と言った。するとドイルはヴォーガやめ「知ってるのか？」と驚いた。てっきりドイルがそうだと思っていたがライカンスロープなのはドイルの母親であると判明する。ドイルは「嘘をついたのは母親を守るためだ。何が起こるかわかってた。全速で走ったが到着より悲鳴が先だった。2人を襲う母を止めようとして僕は血だらけに。母は僕にも牙を。道路へ逃げたが転んで頭を打ったらしくその後は記憶がない。ライカンスロープを知ってるなら分かるだろ？母は自分を止められないんだ。実家に戻らないと母はまた誰かを殺す。」と言った。ニックたちはドイルと共に彼の実家へ向かうがすでに母親はいなくなっていた。その時遠吠えが聞こえそちらの方向へ捜しに行く。手分けして捜していると銃声と共に「ウー！そっちへ行くぞ！」と言うハンクの声が聞こえた。ウーはショットガンを構えるがドイルの母親が横から襲い掛かって来る。何とか逃げようとするウー。ドイルもヴォーガし母親と間合いをとる。駆けつけたモンローたちだが鎮静剤は即効性がないため逆に暴れさせてしまうと判断し使えない。ドイルはヴォーガをやめ母親に「母さん、よせ。」と説得を始めるが襲い掛かろうとしたためニックたちが母親を射殺した。仕方ないこととは言え母親を殺されたドイルはヴォーガすると悲痛な声で遠吠えをした。何とも後味の悪い事件解決となってしまい疲れて帰宅したウー。だが足にはドイルの母親から受けた引っ掻き傷が。その晩ウーは汗びっしょりでうなされていた。窓の外では満月が明るく輝いていた…。

ライカンスロープって単語、昔一度出てきたことありましたよね？何か聞き覚えがあります。治療法もなく発症した人はかわいそうとしか言いようがないけれど自分でも抑えきれず家族をも襲うとなると淘汰されても仕方ないのかなぁ。
実は母親がって気づいた時にはすでに遅しですが何とも後味の悪い最期となってしまいましたね。ドイルの悲しい遠吠えを聞いてモンローとロザリーも居た堪れない顔をしてました。
で、ウーさんが傷を負いまさか…！ってところで終わりになりましたがウーさんまたおかしくなっちゃうのかな。昔は絨毯とか食べてましたよね？(笑)またも何等かの病気が発症したらかわいそう。あの棒きれとかで治るものだと良いですがまさか人狼になったりはしないですよね…？心配です。
そして地下への隠し通路に”棒きれ”を隠してたニックはアダリンドには全く話す気ないって感じですかね？
ようやく隠し通路の堅い扉が開いた訳ですけどこれは後々役に立ちそうな予感ですね～。隠し通路はまだまだミステリーな感じです。
そして何故かいつもズラを被っているイヴの調べによりレイチェルがディクソン暗殺に関わっていること、更には警部が関与しているかもってことをニックたちも知ったわけですが警部は迷わなくていいことを迷っちゃってるし逆手にとってやろうみたいな気は微塵も湧いてなさそうですねよね？ニックたちと警部の間にも何かしらのしがらみが生じそうな感じかもですね。
そろそろダイアナちゃんもでてきそうですかね？何か警部とアダちゃんが裏でコソコソしてるのも後からメンドクサイことになりそうな気もしないでもないですよね。この一件も知られたら鉤爪オファーと相まって警部への信頼ゼロになっちゃいそう…。

今日の一枚

GRIMM season5 ep14