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GRIMMグリム シーズン4　第20話『切り裂きジャック』

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ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。

変わり果てた遺物

モンロー、ハンク、ウーと共にトレーラーにやって来たニック。変わり果てたトレーラーにみんなは呆然とした。初めてこの中に入った日を思い出すニックたち。そしてここでの思い出などが頭に浮かび、ただ悲しい顔をするしかなかった。
ニックたちは無事だった武器や本を持ち出して、ジュリエットの魔性を抑える薬を調合中のロザリーとアダリンドがいるスパイスショップへと向かった。トレーラーがジュリエットに燃やされたと聞いたロザリーたちはビックリする。ニックはアダリンドに「お前をどこか安全な場所に移さないとな。俺の家は一番危ない」と言った。どこにしようか考えるがハンクやモンローの家は知られているから危険にかわりない。ウーが協力を申し出てくれたが意表をついてバドの家でアダリンドをかくまうことにした。いつも通りぺらぺらとよく喋るバドだがアダリンドのお腹の子の父親がニックであること、ジュリエットがアダリンドを狙っていることを聞くと困惑して静かになった。
その頃家に戻ったジュリエットはニックの母親宛てに”ケリー、ニックが殺される来て。自宅は安全”とメールを送っていた。するとすぐに”今から向かう　ケリー”と返信があった。

超有名人

娼婦のメアリーアン・ケイシーが何者かに喉を切られて殺害されるという事件が発生。昨晩よく眠れなかった3人は現場で顔を合わせた。ニックたちはメアリーアンと仕事仲間でもあり第一発見者でもあるハイディに話を聞く。ハイディはメアリーアンよりも先に客と消えたため、その後彼女がどういう客に会っていたかは知らない。だが定期連絡もないメアリーアンを捜しているうちに彼女の遺体を見つけたということだった。悲しむハイディはクラウストライヒ(ネコ型)にヴォーガした。それを見たニックは「単刀直入に言う。俺はグリムだ。クラウストライヒだな。言え、メアリーアンもヴェッセン？」と聞いた。ハイディは「フクスバウ(キツネ型)よ…」と答えた。被害者がヴェッセンならば犯人もヴェッセンの可能性が高くなる。遺体の腹部にも大きな裂傷がありかなり鋭利な刃物で切られているのはわかったが人間の仕業かヴェッセンかは判断するのが難しかった。
その後の検視結果が出ると、メアリーアンは鋭利な刃物で子宮を摘出されていたことが分かる。そして犯人は左利き。それを聞いたハンクが「思い当たらないか？娼婦、左利きの殺人鬼、子宮摘出。まるで同じ手口だ。国は違うが」と言う。ニックは「切り裂きジャック？」と言って検索を始めた。かの有名な殺人鬼も喉を切り裂き、そして子宮を摘出していた。

意外な記述

ニックたちは今回は切り裂きジャックの模倣犯の線で捜査を進めようとするが、ふとその時思った。もし本物の切り裂きジャックもヴェッセンを殺していたとしたら…？切り裂きジャックはグリムだったのでは？と。それを調べるためにスパイスショップの地下へ行き、残っている本を調べることにする。するとモンローが気になる記述を見つけた。「1798年ルクセンブルクの農民一揆だ。”一揆の混乱が続く中、私は夜の巡回を続けた。周辺のブルットバッドが避難民を食らうからだ。2週間でブルットバッドを2人葬ったのに若い女性のヴェッセンが何人か殺されていた。ノドを切られ腹が裂かれている。ヴェッセンの殺し合いに関心はないがこの非情な仕事ぶりはグリムを思わせる”だと？」と自分で読みながら驚いた。残念ながら端が焼けているためその先の記述が読めない。だが次のページで何かにとり憑かれた人間の男だったと書かれていた。ニックたちはアダリンドの母親のミイラから材料を切り出し煮ている最中のロザリーたちの所へ行き、「今回の殺人鬼の正体は犯人でなく大昔に死んだ殺人鬼らしい」と話す。「本によれば切り裂きジャックは通説以前からいる。」とも言った。

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お薬はママの味

墓から掘り返したアダリンドママの遺体を切り出し、鍋で煮込む作業が続いていた。液体は濃い水色。悪臭を放つ代物だった。「そろそろできると思うんだけど」とロザリーが話していると、液体の”アク”のようなものがドクロの形になった。「ドクロが？じゃあ濾して」とアダリンドは言った。みんなが驚いているとウーから連絡が入る。娼婦のハイディが同じ手口で殺されたらしい。ニックとハンクはロザリーたちにあとを頼み、現場に向かうことになった。
現場には警部も来たためニックは「本に書いてあったことで、切り裂きジャックより100年古い。ある兵士が女を同じ手口で殺してた。彼の死の100年後殺しが再開。犯人は”ジャック”とされた。」と説明。ハンクも「同じ手口は続いてるが模倣犯じゃなかったら？」と言った。警部は「公にはできない説だな。誰だろうと犯人は生身だろ。捜し出せ」と言った。
一方アダリンドママ味の液体を魔女の帽子で濾し、グラスに注ぐモンローたち。不思議とそれは水のように透明だが臭いは相変わらずのようだった。ニックとハンクも合流し、これをどのようにジュリエットに信用させて飲ませるかという話しになる。アダリンドは効果があるかどうか私で試してみると言ってお薬をごくごくと飲み始めた。そしてベッドに横になると皆に自分を押さえ付けろと言う。訳が分からないが言われた通りにやるニックたち。アダリンドは「来るわよ！離さないで！」と言うとヴォーガし体が激しく揺れ動く。必死にニックたちが抑えていると以前魔性が取り払われた時のような現象が起こり始める。緑色の砂嵐のようなものが起こり、魔性が苦しみ悶えている。幽体離脱のような状態になったあとすっと魔性は治まるがアダリンドの体は激しく動いたまま。辺りも揺れ始め天窓のガラスまで割れてしまった。その時ふとアダリンドが静かになった。意識を失うがすぐに取り戻す。「どうだった？」とアダリンドが聞くとニックは「なかなか強烈だった」と答えた。アダリンドは最終確認の為ヴォーガしようとするがしかけるけどできない。遠くの瓶も自分に引き寄せようとするが少し動くだけ。「どうやら効いたみたい。次はジュリエットに」と言った。
ニックは家に戻り、ジュリエットに電話を掛ける。だがジュリエットはケネスと一緒にいて、まさにケリーたちと戦う準備に手を貸していた。そしてケネスに言われて電話に出なかった。

失った頼みの綱

警部はまたも傷から血が出てきて、かなり具合が悪くなる。夢を見たり、目覚めたら突然プールに浮いていたりする自分に限界を感じヘンリエッタ(以前ジュリエットも助けを求めた女性)に助けを求めた。状況を聞いてヘンリエッタの表情は曇る。「治せるのか？！」と言う警部にヘンリエッタは「分からない。時間がいるわ」と言うがかなりヤバイ状況の警部は「時間はない！！ムダ骨だった！！」と言って出て行ってしまった。何とかしてあげようと考えたのか、ヘンリエッタは本を読み漁っていた。すると物音が聞こえる。ヘンリエッタはヴォーガし警戒しながらそちらに向かうが突然喉を切り裂かれて死んでしまった。犯人の男は「誰かが言ってる悪魔は死んだってさ♪…」と歌っていた。

最悪のヘクセンビースト

伝言を残したが音沙汰のないジュリエットにいら立つニック。だが署の方に連絡が入る。魔性を抑制する薬を作ったから試してみようと話してスパイスショップに来てもらうことにする。ロザリーは「また薬を飲めだなんて気まずいけど、あなたの為なのよ」と言う。ジュリエットは「私を治す？いい友達だこと。でもそんな特効薬をどう作りだせたの？」と聞く。「本だ」とハンクは答えた。ジュリエットの悪態は続くが、ニックが薬を差し出すと受け取り「いいわ。さっさと済ませましょ」と言うが薬の瓶を宙に浮かせ始める。ロザリーが「ダメ！壊さないで！」と言って止めに入るとジュリエットはロザリーのことを薬棚に吹っ飛ばしてしまった。そして薬の瓶も割ってしまう。怒ったモンローはヴォーガするが吹っ飛ばされ、銃を構えたハンクもあっさり銃を弾き飛ばされてしまった。「私はこのままで結構よ！」と言うジュリエットにニックは銃を向け「それじゃ困る」と言う。ジュリエットはヴォーガして「おあいにくね。あなたのせいなのよ」と言ってニックの銃の先を操ってモンローに向けた。必死に抵抗しようとするができないニック。「ニック！銃を離して！」とロザリーが叫ぶがニックは「できないんだ！」と答える。そして店に銃声が響き渡った…。

あ～～～～～！先週に引き続きまたジュリエットにムカついて終わるのか～～～～～～～！！！
もうやめてほしい。本当にイライラする(笑)
えっと切り裂きジャックはおまけみたいなものだけど、とりあえず犯人は次週に持ち越しですね。警部の頼みの綱であるはずのヘンリエッタが殺されてしまったのでここも後々マズイことになりそうですよね～。
シーズン4も残すところあと2話。ケネス側についていてもうクソ女以外何者でもないジュリエットとグリムたちの戦いになるのでしょうかね。ニックママとトラブルも戻って来ますかね？最後の銃声が…。どうか誰も傷ついていませんように。
ほんとにジュリエットムカツクな～。アダリンドの上をいってるわ…(´・ω・｀)

今日の一枚

GRIMM season4 ep20