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GRIMM グリム シーズン3　第5話『エル・ククイ』

ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。

するどい爪を持つ者

ガソリンスタンドで店番をしていた少年が強盗に襲われ重体となる事件が発生する。襲われたアンドレスの母親は息子に付き添い話かける。「犯人たちは必ずこの報いを受けるわ。ずっといい子だったの。どうか正義を求める叫びを聞き入れて。心からの嘆きを…悪魔どもを罰し母親たちを悲劇から守って…」と神にとも話しかけるように祈った。
だが強盗達は次はコンビニを襲った。レジの金を奪い嬉しそうに車へと戻っていく。その時一人が何者かに掴まれたかと思うと押し倒されするどい爪か何かでひっかかれ死亡。もう一人は慌てて逃げるが、謎の生物に追いかけられて喉を引き裂かれ死亡した。

FROM　”M”

愛を込めて　M　と言うニック宛てのメールを偶然見てしまったジュリエット。Mが誰かわからずに困惑していた。そこへ帰宅したニックが…ジュリエットは正直にそのメールの話をした。ニックはメールの内容を聞いて顔を強張らせ、自分でもメールの内容を確認した。「いつ来たんだ…？Mは母親だ。」と言った。(どうやらmotherのmだったようです)だが両親が死んだと聞かされていたジュリエットは昏睡状態だったときにニックママが生きていたと判明したことを知らないので「ウソね？だって両親は事故で亡くなったって…」と言う。ニックはジュリエットに母親が生きていて、何が起こっていたかという話をした。そして母親もグリムであると聞いてジュリエットはとても驚いた。その母親が何かに巻き込まれてしまったようだとわかり心配をする。

目撃証言

ニックたちは強盗が殺された現場へ向かう。襲われている”音”を聞いたという男性に話を聞くと「犬に襲われているような感じだった」と言うが、辺りをきょろきょろと見回して何か怯えているようだった。目撃者の男性は「音しか聞いてないんだ。もう行っていいだろ？」と現場を去って行った。ニックたちは”無残な死体を見た後だ。動揺もするだろう”と話した。そして強盗たちが襲ったコンビニへ行き、防犯カメラの映像から強盗が入る直前に出入りした客が何か見ていないか話を聞くことにする。太った男、老婆、中年男性の3人に話を聞くが皆何も見ていないようだった。もちろん”犬”も見ていないと話すが中年男性が「近所にレイ・ボルトンって男がいて犬を飼ってて週末に闘わせてる。時々檻の外へも。」と情報をくれた。

グリムにも驚かないヴェッセン

ニックたちはレイ・ボルトンについて調べると暴行など複数の犯罪を過去に犯し、殺された強盗達とはかつて仲間だったが現在は仲間割れをしているという事がわかった。怨恨による殺人かもしれないと動物管理局を伴ってボルトンの家へ行く。突然のことに驚くボルトンだが犬を連れていかれるとわかると感情が爆発。耳が大きく尖った凶暴な犬のような姿にヴォーガした。そしてニックがグリムだと気づくが、「グリムか…犬を…！」といいながらまだ殴り掛かろうとするので、署に連行することに。その姿を見て「やっとゴミが一人片付くのか！」と言う近所の男性の姿があった。ボルトンは乗せられた車の中からその男をじっと睨みつけていた。
ニックとハンクはボルトンの正体を聞くためモンローやロザリーたちと食事をする。特徴を話すとモンローが「ヘレンティーアだな」と言った。続いてロザリーが「ギョロ目で傲慢で粗暴。要するにクソ野郎よ。ニックにも驚かなかったなら間違いなくヘレンティーアね。」と言った。

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エル・ククイ

バスを降りた女性が歩いていると暴漢に襲われる。だがまた目が光り、鋭い爪を持った者が現れて暴漢を殺したため女性は助かった。ニックたちは現場を確認し、同一犯と断定。女性に話を聞く。ハンクが「殺害犯の特徴は？」と聞くと女性は困った顔をした。ニックが「見たまま話してください」と言うと女性は「エル・ククイ」と言った。ハンクが「それは名前ですか？」と聞くと女性は「みんな知ってる」と答えた。ニックとハンクはそれが何か分からず困っているとスペイン系ならジュリエットにということで彼女に聞いてみた。するとエル・ククイとはエル・ココなど色々な呼び名がある怖いオバケで子供を戒める為の作り話だと言った。”悪さすると来る”とかそう言った類の物だと言う。更に詳しく知る為以前”泣き女”(参照：シーズン2第9話『泣き女』)の捜査でジュリエットと親しくなった女性に話を聞きに行く。するとエル・ククイは実在し嘆きの叫びを聞き取れ、その声に反応して狩りをおこなう者であると教えられた。実在すると聞きニックとジュリエットはトレーラーで資料を見るがエル・ククイの記述は見つからなかった。

エル・ククイの正体

暴漢に襲われた女性が乗っていたバスの防犯映像が届いたので、ニックたちは早速確認する。するとコンビニ強盗の時に署で話を聞いた老婆の姿もあった。ただの偶然とは思えないニックとハンクは老婆の家を訪ね一緒に署に来てもらえないかと言う。老婆はきょとんとした感じで「私何か悪いことをしたのかしら？」と言いながら快く同行してくれることになる。3人で署に向かっていると電話が入る。釈放されたボルトンに殴られた近所の男性フローレスが仕返しに向かってしまったとフローレスの母親から連絡があったということだった。ニックたちは回り道してボルトンの家へ向かうことになる。到着するとすでにフローレスとボルトンが揉み合っていた。ニックたちは止めに入る。ボルトンは「刃物で襲ってきたんだ」と興奮した様子で訴えた。ハンクは「いいから、とにかく家に入れ！！」とボルトンを家に行かせ、殴られて倒れているフローレスを担ぎ上げて連れて行こうと車へ行くと老婆の姿が無い。「どこ行ったんだ？」と話していると家の中から叫び声が…
慌ててニックが家に入るとボルトンは目が光り、鋭い歯が何本も生えそして鋭い爪を持った”エル・ククイ”に切り裂かれていた。そしてエル・ククイは目の前で老婆の姿に戻った。そしてニックを見て「驚いた。グリムなのね」と言った。

正義の味方はおばあちゃん

服も血だらけになった老婆を署へ連行する。だが老婆は「疑いはわかるけど、誰が私の仕業だなんて信じるかしら？」と言う。ニックたちが「返り血の説明は？」と聞くと「悲鳴を聞いて駆け付けたのよ。彼を助けようとして血がついちゃったのね♪」とスラスラと答える。そして「もう心配しないで。用は済んだから。平和は戻ったわ。じゃ、行かなきゃ」と言った。ニックたちは困った顔をして隣の部屋にいる警部の所へ行く。警部も「冗談だろ？」と困り果ててしまった。この間もエル・ククイに助けを求める女性の声が聞こえている老婆は目を光らせ耳を尖らせてその声にじっと耳を傾けた。そして釈放された老婆はまた正義の味方として街の”お掃除”へと向かう…

おばあちゃん、飄々としてておもしろかったですね。こういう正義の味方なら全然いいけど目の前で助けてもらっても怖そうww
そして謎のメールはニックママからだったのですね。王家絡みで事件に巻き込まれていそうな予感…アダリンドの赤ちゃんの心音もちょっとおかしいようですし、王家の話も早く進めてほしいですね～。

今日の一枚