GRIMM グリム シーズン2 第18話『憤怒』
母親始め新たな仲間を得たニックはますますグリムとしての腕を磨いていくことに。そしてニックの持つ鍵を狙う王家との対決や今まで謎だったレナード警部の正体も明らかになる…
だが昏睡状態だった最愛のジュリエットにも新たな危機が…
ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。
現在スーパー!ドラマTVにて毎週火曜22時からシーズン3放映中
熱をまとう化け物
山でとても珍しい噴気孔を見つけた女性ジルは興奮気味にカメラで動画を撮り、音声記録をしてからそこにある石を一つカバンに入れた。そして車まで戻り帰ろうとすると突然男がカバンを掴み「返せ!お前のじゃないだろう!!」と襲われた。抵抗するジルは持っていた撃退用スプレーをかけ何とか車に乗り込み逃げることができた。逃げるジルを見る男は雄牛のような姿に変わると荒い鼻息を立てた。その晩ジルが自宅へ帰ると軽い地震が起こった。たいして気に掛けずコートを掛けていると何か物音がした。そちらへ向かうと先ほど置いたビニールの袋などが全部溶けていた。一体何事かと考えていると突然物凄い熱や蒸気と共に全身溶岩のような化け物が現れジルは襲われてしまった。
敬意を払えと叫ぶ者
イオン産業に勤める地質学者のジルの家を確認しに来たニックは所々焼け焦げていることを不思議に思った。そしてジルの死体もまた手の痕の焦げ跡や数か所に及ぶ火傷が確認された。ジルが持ち帰っていた噴気孔の動画を見るがニックにもウー巡査部長にも何のことかわからなかった。ニックは(この回からハンクは休暇をとったことになっています)ウー巡査部長とイオン産業を訪ねると上司から昨日自然保護マニアらしき男に襲われたことや彼女が低標高で噴気孔を見つけて興奮していたことを聞く。ニックたちはその場所へ連れて行ってもらう。すると噴気孔を見た上司も「これは興味深い。こんな低い所でマグマが熱を…」と言ってそこにあった石を一つポケットに入れた。そして車に戻ると車は岩が投げ込まれたり窓ガラスが割れていたりと誰かにボコボコにされていた。辺りを警戒すると何かに気が付いたニックはそちらへ向かった。そしてそこにいた男を発見すると男は雄牛の姿にヴォーガしたが、ニックが「興味深い。種族は?」と言うと相手がグリムと気づき男は一目散に逃げ出した。ウー巡査部長との連携プレーで捕まえることができたが男は「勝手に持って行きやがって!お前らは滅びる!敬意を払わない奴らめ!!」と怒鳴り散らした。
神に仕える神官
ニックから連行した男マーカスはヴェッセンであると報告を受けた警部は一緒に事情聴取をすることにした。マーカスは「俺は誰も殺していない。彼女には警告しようとした。盗むと何が起こるかを」と話す。警部が「何を盗んだんだ?」と聞くと「奴の物だ」と答えた。話を聞いていくが、その奴の正体がよくわからないニックと警部。マーカスは「俺やあんたとも違う。俺だって山になんかいたくないんだ。でもヴォルカナリスの覚醒と破壊力を見たんだ!復讐に燃える奴は止められない!」と言った。ニックは部屋の外に出て警部に「ヴォルカナリスとは何ですか?」と聞いた。警部は「確かローマ神話の火神ヴァルカンに仕える神官だ。」と言った。それを聞いてニックは「ジルは内臓が焼かれて黒焦げだったそうです。マーカスがジルの家に行っていないとすると…」と言った。
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ポンペイをも滅ぼした者
ニックと警部は石を持ち帰ったジルの上司が危険であると考え彼の家へ向かうが、すでに彼は全身溶岩のヴォルカナリスに襲われている最中だった。すぐにニックたちは銃を向け動かないように言うが凄い熱と水蒸気でまるで部屋は灼熱のサウナ地獄状態。目を開けているのがやっとだった。制止をきかず動くヴォルカナリスに二人は発砲するがきくわけもない。息も苦しくなってきた所でヴォルカナリスが外に逃げ出してしまった。ニックも必死に追うがやつは排水溝を溶かして地下へと逃げ込んで行ってしまった。
ニックはモンローを連れてトレーラーに文献を調べに行く。するとモンローがヴォルカナリスに関しての記述を見つけた。だが全てラテン語で書かれている為警部の所へ持って行き翻訳してもらう。するとヴォルカナリスがポンペイを滅ぼしたと書かれていた。やつが現れるとその後大噴火が起きるともあり、同行していたモンローが「ポンペイで起きたことがここでも起きるっていうのか?」と驚く。ニックは対抗策をマーカスが知っている筈だと聞きに行く。だがマーカスも住処は山の内部だとしか知らず倒す手立てもわからないと言った。だが会話の中から凍らせるという手段が有効ではと考えたニックは警部、モンロー、そしてヴォルカナリスに妻を殺された恨みを持つマーカスと共に山で石を盗みヴォルカナリスをおびき出す作戦に出た。
焼石には水ではなく液体窒素で
板金所に盗んだ石を集めるニックたち。準備をしてヴォルカナリスが現れるのを待つ。しばらくするとやつはマンホールを吹っ飛ばして登場した。真っ赤に燃え上がる容姿に思わずモンローはヴォーガしてしまった。マーカスがおとりになり引きつけると「今だ!やれ!!」と3人に声を掛けた。ニックたちは一斉に動き出し液体窒素を吹きかけ始めた。マイナス210度にさらされヴォルカナリスの動きは完全に止まった。だが目だけはぎょろぎょろと動いていた。ニックはマーカスに大きなハンマーを渡し「臨終秘跡を」と言った。マーカスは固まったヴォルカナリスを思い切り叩くと粉々になったやつをみて「ありがとう。気が済んだよ」と言った。
ロマの女王
王家の子を身ごもったアダリンドはそのことを年老いたヘクセンビーストに話していた。「その子にどれほどの価値があると思うの」と言われていたアダリンドだがつわりに苦しむある日、年老いたヘクセンビーストの仲介でロマの女王と会うことになった。「血統を証明するには子の血を見るのよ」と言われアダリンドは押さえつけられて何やら怪しい道具でロマの女王に”検査”されてしまった。そしてその結果アダリンドに宿るのは王家の血統で間違いないことがわかった。ロマの女王は「男なら50万ユーロ、女なら75万ユーロ払うわ。心身ともに健康な状態で出産の24時間以内に届けること。これが私の条件よ」と言った。それを聞いてアダリンドは「ちょっと待ってよ。私はお金には興味ないわ。」と言った。ロマの女王が「では、何が望み?」と聞くと「グリムに奪われたもの。力を取り戻したいの」と答えた。
今回の溶岩の怪物ヴォルカナリスはヴェッセンという分類ではないようですね。どちらかというと神に近いものということでしょうか。そしてマーカスは実はいい人だった訳で彼はトーレウス・アルメンタという雄牛型のヴェッセンでした。
ジュリエットが家じゅうに現れるニックの幻に限界を迎え車に乗り込むけれど車の中にも現れた為事故ってしまいました。幸い大事には至らず良かったのですが、これを機にしっかり幻と向き合うことになります。そしてその結果ニックへの愛情を取り戻したようですが…ここは次回以降期待という感じですね。
そしてアダリンドちゃんはヘクセンビーストに戻ることを希望!これはロマの力でやれるものなのか?自分の子供をだしに交渉を行っていましたがこちらも今後が気になりますね。
grimm season2 ep18
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