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エクソシスト 孤島の悪魔　第1話『悲劇の幕開け』

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ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。

意識の飛んだ世界で

祈りの言葉を口ずさみ顔を上げて目を開けたトマス。だが教会には誰もいない。トマスが外へ出てみると子供の声が聞こえて来る。教会の壁には子供の手形が付いていた。声のする方へ向かうと庭でパーティーが開かれ大勢の子供たちが楽しそうに遊んでいた。イスに腰掛け赤ちゃんを抱っこした女性を見たトマスは「シンディ？」と声を掛ける。シンディは「トマス神父。私の大事な赤ちゃんよ。」と言ってかわいい赤ちゃんを見せて来た。その時歓声が上がる。子供たちがピニャータを叩いているのだが中からはドロドロとした真っ黒な液体が出て来て悲鳴に変わった。地面に落ちた液体はボコボコと湧き上がりその中から少女らしき者が顔を出した。驚き凝視するトマスだがその時マーカスに呼ばれふと我に返った。
トマスはハンドルを強く握り運転している最中だった。トラックの荷台にいるマーカスは「前を見て走れ！」とトマスに言った後、共に荷台にいる女性に「がんばれ」と声を掛けた。そしてどこから見ても憑かれているとわかるその女性に「神の御名によってこの女を解放せよ！」と言って悪魔祓いもしていた。
トマスの運転するそのトラックは砂煙を上げながらすごい勢いで走っている。なぜなら女性の夫が追いかけてきているからだ。必死に逃げるが追いつかれそうになり、そして発砲までされる。
トマスは必死の形相でハンドルを握り砂煙を上手く使って追手をまくことができた。
荷台にいる憑りつかれた女性、彼女の名はシンディだった。

トマスの才能

納屋にシンディを連れて来たトマスたち。台の上にシンディを縛り付けながらトマスは「さっき妙なことが起こった。運転中意識が別の所へ。子供がパーティーをしていてシンディが赤ん坊と一緒にいた。子供らがピニャータを割ると何かが出て来た。確かに見たんです。」と話した。その時シンディが苦しみ始めたのでマーカスは点滴の材料を買ってくるようトマスに言った。トマスが出かけるとシンディに憑りついた悪霊は「そうだ、若造を追い出せ。ムダなことだがな。奴は私のものだ。心配だろうな。奴はお前にない才能を持ってる。奴は私に心を許した。はっはっはっ。奴の心の中を見たぞ。私を招き入れてくれた。」とマーカスに言った。シンディは時折本人に戻り弱々しく話をするかと思ったらまた悪霊が出て来てマーカスを侮辱したりしていた。
一方スーパーで必要な物を揃えていたトマスは買い物が終わると急いで納屋へ向かうがそんなトマスの姿を見てどこかへ電話を掛ける男の姿があった。
納屋に到着するとマーカスは「運転中意識を失っただろ。頭の中で悪霊と闘ってはいかん。頭の中に入れたら希望や不安、秘密を知られる。」と言う。マーカスは「シンディと話しました。彼女の所へ行ける。」と言うがマーカスは「敵とは直接やり合わない。不滅の魂を失うリスクがある。」と言った。何をいまさらとトマスは口ごたえを始めるがその時シンディが目を覚ましたため2人は悪魔祓いを始めることにした。

別世界で攻撃を受けるトマス

トマスとマーカスは聖書を手に悪魔祓いを始め、シンディの中の悪霊も苦しみ始めたがそこへシンディの夫が仲間を連れてやって来て納屋の扉をドンドン叩いた。マーカスはトマスに悪魔祓いを任せ自分は納屋の外へ出て行った。
「誘拐ではない。彼女は苦しんでいる。彼女は異変に気づき自ら教会に行った。」とマーカスは言うがシンディの夫は銃を向けたまま「彼女は悲しんでいるだけだ。子供を亡くしたんだから。お前は誰だ？」と言っている。マーカスは落ち着いた口調で「彼女を助けたい。奥さんは危険な状態だ。」と説明した。シンディの夫は納得したのか銃を下ろし背を向けた。だが納得したわけではなく彼の仲間がマーカスを殴り始めた。シンディの夫も殴りかかりマーカスも対抗するため殴り合いになってしまう。
その頃強風が渦巻く納屋の中ではトマス一人で悪魔祓いを続けていた。するとシンディが彼女の声で「助けて！トマス神父！」と言った。その瞬間トマスはまた意識の世界へと飛んだ。戻っては飛んでを繰り返しているとシンディは「首を絞められてる…」と言って苦しそうな声を上げた。トマスは聖書を置くとシンディの両頬に手を添え意識の世界へと入って行った。前にもいた外壁に子供の手形のついた教会。中に入ると聖水盤には黒い液体がボコボコとしている。トマスは告解室へと入るが隣にはシンディがいた。「君を助けるよ。」とトマスは語りかけるがシンディは何も答えず口を大きく開いていく。その時更に応援がやって来て捕まってしまったマーカスが納屋の中に連れてこられた。トマスとシンディの異様な姿を見てマーカスは驚いた。トマスの目は真っ白になり意識が向こうの世界に行っていることは容易に想像できた。
そして意識が別世界へと飛んでいるトマスは。シンディの開いた口の奥から出て来た手に首を絞められていた。危うい所だったがシンディの夫に引きはがされ意識がこちらへと帰って来た。シンディは夫に連れていかれトマスたちにニヤリと笑った顔を見せていた。

異変の始まり

ワシントン州ナックバーン島。ここには心に闇を抱える子供たちを預かるファミリーホームがあった。ここの管理人であり子供たちの里親でもあるアンディはいつものように子供たちを送り出し慌ただしい朝を過ごしていた。
だが一人グレースと言う少女は社会に馴染めないのか極度の人見知りなのかホームスクールをしていたがアンディには心を開いているようだった。”勇気の仮面”と言うクッションカバーで作られた仮面を被ったりもするが今日ホームにやって来る福祉士とは過ごしたくない様子。アンディは無理強いすることもなく「気が向いたら(みんなとの夕食に)おいで。」と言った。
そして港に福祉士であるローズを迎えに行く。どうやらアンディとローズは過去に何等かの繋がりがあるようでぎこちなく会話を交わしながらファミリーホームへと到着した。
夜になり変な音がするのと勇気の仮面を被ったグレースが現れたり夢中歩行しているトラックをなだめたりして過ごすアンディ。その大変さにローズも驚いていたがこの日はこれだけでは済まなった。何とかトラックを部屋に連れていったのだがそこでケイレブがいないことが分かった。アンディはすぐに外へ捜しに向かいローズや子供たちも手分けして捜すことになった。しばらく捜すとケイレブは今にも壊れそうな井戸の蓋の上に立っている。いつ落ちてもおかしくないようなボロさであった。アンディは声をかけつつゆっくりとケイレブに近づいて行く。ケイレブも足を動かしたその時蓋は壊れ井戸の中へと落ちて行く…がケイレブはアンディががっちりと掴んでおり何とか無事だった。
ケイレブを抱っこして家に戻ったアンディ。ファミリーホームの壁には子供たちの手形が付いていた…。

いよいよシーズン2始まりました！もうめっちゃ楽しみにしていましたのよ～。
あれからトマスはマーカスに弟子入りし半年が経過したって設定ですね。シンディと言う女性の悪魔祓いをしていたけれど状況を受け入れられない夫に邪魔されちゃいましたね。一体どうなるんでしょうか。
そしてピニャータから出て来た黒い液体には少女らしき者が…グレースのような感じがしましたがどうでしょ？
壁についた子供の手形、これは意識の世界でも出て来てましたがトマスとマーカスは孤島の悪霊に呼ばれてるって感じでしょうかね～。それとも神の啓示か？ここから彼らが孤島の家へ向かいっていう展開になるのか。
孤島ってのも不気味ですし、子供が出てくると5割増しくらいに怖くなるのでシーズン2も楽しみですよね。あのイカれた聖職者たちはどうなったのかも気になりますがシーズン2ではノータッチなのかな。ベネットさんもどうしているんだろう。
シーズン2は日本のホラーにインスパイアされたらしいので不気味度が上がっているかもしれませんね。全10話と短いですがホラーファンの皆さん、そしてマーカス萌えの皆さんとまた楽しめたらな～と思ってます♡

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今日の一枚

THE EXORCIST:CHAPTER TWO ep1