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GOTHAMゴッサム シーズン2　第16話『偽りの家族』

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ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。

”世界の果て”に送られるゴードン

刑務所に入ったゴードンは毎日同じことを繰り返す日々を過ごしていた。だがある日保護監房から一般監房へ移るよう命じられる。自分が逮捕した”顔なじみ”が多く収監されているこの棟へ放り込まれ所長に「友人が君によろしくと言っていたぞ。元本部長のローブだ。ルールに従えば生き残れる。破れば生き残れないそれが”世界の果て”だ。出るのは仮釈放か死んだ時だけ。仮釈放の例はないが…」と言われた。
ゴードンがF棟に入れられたと聞きつけたハービーはデントに電話で文句を言い何とかしろと怒った。そしてゴードンの所に面会にやって来る。デントが再捜査を検討してるから、短気を起こすなよと助言してゴードンを心配するハービー。ゴードンはリーはどうしているかと尋ねた。「俺の口からは言いたくなかったが…流産したそうだ」とハービーが言い、ゴードンはショックを受けた。そしてショックのあまりハービーに会えてよかったと言うとさっさと監房に戻って行く。ハービーは「ジム、やけを起こすなよ！諦めるな！ここから必ず出す。ジム！」と言うがゴードンは振り返らず歩いて行った。

狙われるゴードン

所長に「彼(ゴードン)には今週中に死んでもらいたい」と言われていた囚人ウィーバーがゴードンに弟を殺されたと言って絡み始める。ゴードンと止めに入った男は暴行を受けるがゴードンは抵抗しなかった。すぐに看守が駆けつけゴードンたちは医務室へと運ばれる。幸いけがは大したことなかった。止めに入ってくれた男パックはゴードンに昔自分の妹が誘拐されて行方不明になった時ゴードンが犯人を捕まえてくれたと話す。ゴードンは昔の話だし仕事だ。と言うがパックは「あなたは真のヒーローだ」と言った。パックは女の子に良い格好をしたくて車を盗んだら捕まったということだった。「僕の祖父はここで死んだんだ。ずっと面会を拒否してて最後に会った時は人相が変わってた。別人みたいに。俺はそうはならないよ。ここでは死なない」と話すパックに「なら俺に近づくな」とゴードンは言った。

ゴードンの味方たち

ゴードンが座っていると看守の一人がやって来て「ゴードン、気をつけろ。ウィーバーが懲罰房を出る」と教えてくれた。そして所長と何やら話していたウィーバーがゴードンの方へ向かってくる。「お前は終わりだ。覚悟しろ。まずは友達からだ」と言うと囚人がパックをボコボコにし始める。ゴードンは看守に押さえられ止めに入ることができなかった。先ほど警告してくれた看守が近寄り「手を出すな。懲役が長くなるぞ」と止めてくれた。
一方ハービーはジムの潔白を証明するためある人物に会っていた。「俺にくたばれと言いたいだろうけど、他に頼る人がいない」とハービーが言った相手はドン・ファルコンだった。
囚人にボコボコにされたパックはかなり重傷だった。味方の看守に言われゴードンが会いに行くと辛そうなパックの姿が…パックは「諦めちゃだめだ。悲しみは分かるよ。分かるけど人生は自分で選ばなきゃ。」と言った。ゴードンは分かったよと答え「ケガが治ったら、俺に近づくんじゃない。俺はヒーローでも友達でもない。ただの囚人だ」と言った。そして医務室から出ようとした時味方の看守が「今夜はムービーナイトだ。ホールの照明が消える。準備しろ。準備しておけ」と言った。

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ゴードン刺される…！

そしてムービーナイトが始まった。ゴードンは敵の看守に促され真ん中の席へと座る。辺りをチラチラと警戒しているゴードン。しばらくするとウィーバーがナイフを持って背後から襲い掛かる。だが違うハゲ頭の囚人が「俺が仕留める！」と言ってゴードンに馬乗りになると何度も何度も腹を刺した。ゴードンは血だらけになり横たわる。そこへ味方の看守が駆けつけ脈を確認。所長に「死体袋が必要です」と言った。ゴードンは死体袋に入れられ外に待機していた車に運ばれる。だがその時息を吹き返し起き上がってしまった。敵の看守が驚くと車の陰から出て来たハービーが殴って気絶させる。味方の看守が死体袋を開くとゴードンはハービーがいることに驚いた。「助けに来たんだ。血のりと偽ナイフでダマせるとは」と言った。だがゴードンは「俺はここに残るべきだ」と言い出す。だがハービーは「皆お前のためにヤバイことしてる。俺もファルコンもだ」と言い味方の看守も「早く行け」と言った。ゴードンは少し考え「分かった。でも頼みが」と言う。それはパックも連れ出すことだった。看守を上手くやっつけパックを迎えに行くゴードン。だがそこに所長が銃を持ってやって来る。「死んだと思っていたよ」と言う所長。またもや窮地に陥るかと思った時背後から味方の看守が所長を殴って気絶させた。「すみません」とゴードンが謝ると味方の看守は「何を言う。最高の気分だ。」と言ってくれた。そして偽装工作のため自分を思い切り殴れと言い、ゴードンは味方の看守を殴った。

父の寛大な心

”父親”であるイライジャの屋敷で暮らすペンギン。穏やかな人柄のイライジャと過ごしペンギンも楽しそうだった。だがイライジャの妻と連れ子2人は何か様子がおかしい…心臓に持病を抱えるイライジャだが妻は薬だと嘘をつきミントを飲ませていた。
沢山の薬を見てペンギンは「僕は犯罪者です。恐ろしいことをしてきたんです。人を傷つけ操ってあざむいた。権力のためや復讐のために。人も殺しました」と告白する。だがイライジャは「墓地から親子関係は始まってる。昔の事はどうでもいい。過去の罪はすべて許すよ。過去は忘れて平和に暮らせばいい」と優しく言った。
そして翌日イライジャの妻と子供たちがやって来て図書館で見つけたとペンギンが大きく載った新聞を持ってきた。凶悪犯だと言う妻たちにイライジャは「この子は治療を受けた。美しい心をしているよ。魂を覗いたんだ」と言ってかばってくれた。ペンギンは父親の深い愛に嬉しそうな顔をした。だが妻たちは気にくわない。3人で「プランBよ」と話していた。娘が色仕掛けでペンギンに迫るが彼が手を出すわけもなくその作戦も失敗に終わった。

また家族を失うペンギン

イライジャの遺産を狙う妻グレースと連れ子たちは、体調が悪くなりペンギンも現れたことで遺言書の書き直しをしなくてはと言うイライジャの発言に焦っていた。妻は「邪魔者は消えてもらうわ。ネズミを始末するには？」と子供たちに言った。
イライジャと二人で話すペンギンは父から思わぬ話を聞かされた。実はイライジャの父親もひどいうつ状態で邪悪な衝動と暴力的な考えに悩まされていたと言うのだ。そして父方にはその傾向の者が多いと。イライジャは「私には父の苦しみがわからない。君には分かるだろう。同情するよ。どうかお願いだ苦しみに負けないでくれ。君は愛されている独りじゃない」と温かい言葉を掛けた。すると飲みたい気分だと言ってペンギン用にグレースが持ってきた酒を飲み干した。体に悪いからと酒を断っていたのでペンギンが心配するがイライジャは「クソ食らえだ」と笑った。そして「君に全て譲る。家も何もかも。明朝一番に遺言書を作らせる。」と言うがその時突然苦しみだした。慌てて駆けつけるグレースは「その酒を？なぜ？禁酒中なのよ」とうろたえる。実はグレースたちがペンギンを殺そうと毒を仕込んでいたのだ。だがそれをイライジャが飲んでしまった。イライジャは苦しみペンギンの腕の中で息を引き取ってしまった。

ゴードンの決意

ハービーが運転する救急車に乗ったゴードンとパックは街から離れた場所へとやって来る。そこにファルコンも現れる。ゴードンはパックに「やったな。待ってろ」と言うと車を降りてファルコンに「感謝します。どうお礼をすれば…」と言った。ファルコンは旧友だからそんなの要らないと言って、今後ゴードンを外国にも送れるし街に安全な場所も用意できると言ってくれた。選択を迫られるゴードン。遠くのゴッサムを見つめながら「リーを捜したいがまずは潔白を証明する。そのために街に戻る」と言った。その時車にいるパックを見ると彼はうなだれていた。ゴードンは慌てて駆け寄り「逃げられたんだぞ」と揺さぶるが彼はすでに旅立っていた。ゴッサムの町を見つめゴードンは更なる覚悟と決意を固めていた。

刑務所に送られたゴードンがどうなるのかヒヤヒヤしてましたが、最終的には無事で良かったです！今回は色々と熱かったですね！何とか助け出そうとするハービーやゴードンを心配してくれる味方の看守、そしてドン・ファルコンの登場！ゴードンの為に動いてくれる人たちが沢山います。パックもその一人だったと思います。それなのにシレッと知らんふりのエドがムカつきました！
心が壊れたからと言って人をハメるなんて…。早めに罰が下りますように！
そしてペンギン。せっかくママンと同様の愛情を注いでくれるパパンに出会い幸せに暮らせると思ったのに…。遺産目当ての妻と連れ子によって結局イライジャさんが死んでしまうことに…突然現れたのが怪し過ぎて本当の父親ではないのかと思いましたが、どうやら本物だったようですね。でもその家族に難ありだったと。この一件がペンギンのメンタルにどのような影響を及ぼすのか…また悪い子に戻ってしまうかもしれませんね…。
逃亡犯になったゴードンはこれからどのように自身の潔白を証明するのか楽しみですね！

今日の一枚

GOTHAM season2 ep16