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ブラックリスト シーズン5　第16話『カプリコーン・キラー』

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ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。

過去のプロファイル

”ダマスカス”の正体を知ったリズは更なる怒りに燃えていた。そんな時シングルトン刑事殺害の目撃者が現れる。目撃者はシングルトンを殺したのは”黒縁メガネ”を掛けていたと話していた。
レッドは「ガーヴェイはナッシュとつながっていた。君たちが目撃者を聴取する間に私も情報を集める。」と言った。
ガーヴェイの件で頭がいっぱいのリズだが、ある事件で指名が入った。
未解決事件で犯人は”カプリコーン・キラー”。その名を聞くとリズの顔が変わった。リズはこの事件に協力することになりチームに詳細を伝える。「2010年タコマで女性の大学教授が犠牲に。死因は絞殺。遺体には異様な演出がされていた。カルトの関与を疑ったわ。半年後次の被害者が出た。4年間で被害者は7人よ。死体は人里離れた場所に遺棄。被害者の死後手製の剣で串刺しにして手には山羊の頭蓋骨を。」と言う。アラムは「やぎ座でカプリコーンか。」と言った。
リズはレスラーやナヴァービと共に現場へと向かう。リズを指名していたのはグレイヴス捜査官だった。当時数人のプロファイラーがカプリコーン・キラーを分析。大筋では意見が合致していたがリズ以外のプロファイラーは「犯行を完全にやめる。」と分析。リズだけは「しばらくやめるが必ず再開する」と分析していたとのこと。グレイヴスは「そうなった。奴の手口だ。」と言い発見された遺体の前へとやって来る。
口から差し込まれた剣は体の奥深くへと刺さっている。リズはその剣に近づくと「カプリコーン・キラーは手製の剣を使った。でもこの剣はいびつじゃない。既製品かも。」と言った。
グレイヴリーは剣については公表されていないから犯人はカプリコーン・キラー以外考えられないのでは？と言うがリズは「断言できないわ。模倣犯かもしれない。」と言った。

アラムちゃんのお使い

クーパーは「シングルトン殺しの目撃者に証人保護プログラムを適用しここへ移送する。容疑者イアン・ガーヴェイは連邦保安官でトムも殺した。連邦保安官が容疑者なのでFBIが証人を保護する。DC支局の捜査官と共にベルモント署から証人を移送してくれ。」とアラムに言った。色々と初耳なアラムは驚き「なぜ連邦保安官がトムを殺したんですか？」と聞く。クーパーは「トムがレディントンの秘密を持ってたからだ。奴が奪い、トムも殺した。」と答えた。
ベルモント署に着いたアラムは受付にいた男性に「トニー・メヒアさんの件で来ました。これが移送命令書でDC支局の捜査官も来ます。刑事殺しの目撃者で…」と話し書類を渡すが、相手はイアン・ガーヴェイだった。
ガーヴェイは「シングルトンか。」と言った。その時制服の警官がやって来てガーヴェイに「証人は引き渡せませんね。FBIが聴取をする。」と言う。アラムは混乱して「あなたは…？」とガーヴェイに聞いた。ガーヴェイは「ガーヴェイ連邦保安官。シングルトンと組んでた。」と答えた。アラムは「もう一度お名前を…？」と言うがガーヴェイはそれには答えず「証人はFBIのものだが殺されたのは俺の仲間だ。こうしよう。俺が証人を聴取しおたくに記録を送る。」と言ってくる。アラムは「それは無理です。彼は渡せません。証人プログラムが適用されるんです。」と答えた。ガーヴェイは「そうなのか？証人を狙うのは誰だ？」と聞く。アラムは「誰って…。移送するのが僕の任務です。話せません。」と言った。ガーヴェイはアラムに詰め寄り軽い脅しをかけてくるが、アラムはそれに屈せずすぐに証人を移送すると強く言った。

カプリコーンの正体

グレイヴスと共にリズたちは今回の事件の被害者ウェンデルの妻に話を聞きに行く。カプリコーンの犠牲者像とは合わないため何かが隠れているのではと思い色々と話を聞くが家庭でも善人で妻や子供を愛する人物だったとのこと。
リズは飾られた写真を見てウェンデルが息子と剣で遊んでいるのに気づく。妻に聞くとウェンデルは剣を造るのが趣味だったとのこと。裏に工房があると言われたのですぐに確認に向かった。工房には沢山の自作剣が並んでいる。グレイヴスは「カプリコーンの犠牲者が剣を造ってるとは妙な繋がりだな。」と言った。リズは工房を見て回る。すると奥に鍵のついた部屋を見つけた。レスラーが扉を破り中に入るとそこには遺体に飾られていたようなものと同じ装飾品、そして犠牲者たちの写真が飾られていた。今回の犠牲者こそがカプリコーン・キラーであり、模倣犯が真犯人を殺したのだと判明。
そしてナヴァービの調べで今回使われた剣は型に金属を流し込んだ鋳造品でネット販売された物だと分かった。それを買った者の名は偽名だったが配達先が判明したため直ちに向かうことに。
その頃ある男がジェラルド・ダガーと言う男を拷問していた。台に縛り付け腕や脚を切り落とし、被害者本人がそれを”予告”するビデオを流していた。新たに電動のこぎりでダガーを傷つけているその時、レスラーとナヴァービがやって来た。”配達先”とはこの場所のことだったのだ。レスラーたちに気付き男は逃走。レスラーが追いかけるが見失ってしまう。
ダガーは間に合わずに死亡。だがこのダガーは実は”トライステート・ブッチャー”と呼ばれる連続殺人犯で、カプリコーン同様”自分の手口”によって殺されたのだと言うことが判明した。

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ワルとワルの交換条件

レッドはとあるモーテルに来ていた。部屋の電気を消しヒップホップを爆音でかけるとフロントの男が苦情を言いに部屋へとやって来た。男は座って銃を向けるレッドを見て驚いていた。レッドは「私の言葉は契約であり通貨である。ピーター・カラスに約束した。FBIとの取引がバレる前にナッシュから逃がすと。しかし失敗した。ナッシュはこの部屋で彼を殺した。その時君は私にこう言ったな。”何も知らない”と。殺されたのは証人だ。ガーヴェイが捜査に来ても不審には思わなかった。だが今にして思えば奴が来たのは証拠隠滅のため。君は奴の手先だった。罪を償うため今度は私の手先になってもらう。次にナッシュの連中が現れたら私に電話し部屋のキーを渡せ。」と言った。
しばらくしてモーテルの男から連絡を受けたレッドは再びモーテルへとやって来る。ナッシュの者たちがいると言う部屋のキーを受け取るとそこへ入って行く。しかしそれは罠でガーヴェイの手下は暗い部屋の中、入って来た”帽子の男”を一発撃った。電気を点け確認するがそれはレッドではなくモーテルの男だった。口にはガムテープが貼られ話ができないようにされている。驚いていると部屋の外から銃撃があり手下の男3人はあっという間に始末される。驚き、警戒するガーヴェイの前にレッドとデンベが現れた。レッドは最初から裏切り者だと分かっていたモーテルの男に「人工肛門が必要になるな。死んでも良かったが。」と言った。ガーヴェイは「お前を殺す。」と言う。レッドは「それよりも今後の話を。条件を言え。」と言った。真実を言えと言うガーヴェイにレッドは「骨のことは知ってるだろ？すべての真実は我々が漆黒の海で溺れかけてることだ。君はなぜか分からないが骨の秘密を公にしない理由がある。私は骨を取り戻すまで君を殺さないし、すべての真実を知るまで君は公にしない。いわばステイルメイトの状態だが今や君はFBIに追われる身だ。刑事を殺した君を死刑にするまで連中は諦めない。だが骨を返すなら保護することはできる。私の提案だ。」と言う。ガーヴェイは「俺の条件を言う。その刑事殺しでFBIが証人を保護している。俺に渡せ。骨の秘密を守りたければ証人を出廷させるな。」と言った。

見えない犯人像

移送してきた目撃者のトニー・メヒアと話をするアラム。メヒアは少し怯えているようだった。アラムは優しく声をかけ「僕たちが君を守るよ。」と言った。そして容疑者が入った数人の写真を見てもらうことにした。
「被害者を刺殺した男はこの中にいる？」とアラムが聞くとメヒアは怯えつつも一人を指さした。それはガーヴェイだった。これで少なくともシングルトンの件では奴を捕まえることができる。リズは安堵の表情を浮かべ、クーパーも「すぐに対処され逮捕状が出るだろう。もうすぐ終わる。」と言って2人は抱き合った。
その後ダガー殺しの現場にやって来たリズ。グレイヴスと共に捜査をしているとふとあることに気付いた。連続殺人犯の多くは40代の白人男性である。だが今回逃げた男は黒人だった。犯人像が見えないし標的をどうやって見つけたのか？
FBIも見つけられずにいた人物を見つけ、細部まで緻密に再現された犯行。リズは「犯人は捜査機関の機密情報を見て連続殺人犯の手口を模倣してるのよ。」と言う。グレイヴスは「警官か…？」と聞いた。リズは「ただの警官じゃなくてプロファイラー。」と答えた。グレイヴスは「じゃ、容疑者はFBIで黒人のプロファイラーか？俺に当てはまるが”色男”と言う特徴が抜けてるな。」と冗談めかして言った。
リズは今回の犯人についてカウンセラーのフルトンと話をする。フルトンはプロファイラーは心理鑑定を受けるから危険人物がいれば自分か同僚が指摘するはずだと言う。リズはプロファイラーの医療記録を見たいと話すがフルトンは「それには本人の同意か裁判所の命令が必要だ。」と言った。

姿を見せた模倣犯

レッドに頼みプロファイラーの医療記録を見たリズは再びフルトンを訪ねた。リズは最初グレイヴスを疑ったが彼は問題なしだった。更なる調査の結果職務に不適格として任を解かれているアンソニー・ホリスと言う人物に行き当たったと話す。
免職ものよと非難するフルトンにリズは「私は連続殺人犯を止めたいの。だから専門家の意見を聞かせて。今伝えた情報から彼が犯人である可能性は？」と聞いた。フルトンはリズの勢いに押される形でホリスの資料に目を通す。そして「可能性はある。」と言った。
リズはすぐに単独でホリスの張り込みを始めた。電話でチームにホリスの事を話しているとホリスはどこかへ向かうようなのでリズは尾行を開始した。
その頃、隠れ家に向かうメヒアに付き添うアラム。だがガーヴェイと密約を交わしたレッドの部隊が移送車を襲撃。メヒアを連れ去ってしまった。
一方地元警察はホリスの家へと踏み込んでいた。家からはたくさんの証拠品が出て来たとリズの所へも連絡が入る。レスラーたちはホリスを尾行しているリズと連絡を取りながら彼女のいる場所へと急行している。
だが林の奥に車を停めたホリスの様子を窺っていたリズは彼に捕まってしまった。
銃を向けられながら林の中を進むリズ。すると一軒の小屋に到着した。中に入るとそこにはフルトンがいた。驚くリズにフルトンは「奥へどうぞ。話があるの。」と言った。どういうことなの？と聞くリズにフルトンは「これが最後の面談よ。終わったら復職させてあげる。私は連続殺人犯を殺してるの。仲間になって。ホリスのように。あなたが司法長官を撃った時からずっと目をつけてた。手に入れたい人材だったのよ。だからあなたの心理鑑定を担当できるように手を回した。まさに興奮したわ。プロファイラーであのレディントンの娘よ。そして期待以上だった。だからテストしてみたの。」と言う。リズは「カプリコーン・キラーね。私があなたの意見を求めると最初から分かってた。」と言った。
フルトンはリズを小屋にある部屋へと連れて行く。そこは幼い子がいただろうと思われる部屋だった。フルトンは「何の部屋か分かる？」と聞いた。リズはロッカーにある小さな靴を見て「スージー・ベイカー…。」と答えた。フルトンは「犯人は被害者たちをここへ連れ込んだ。」と言う。リズがFBIで最初に担当した事件の被害者がスージー・ベイカーだったのだ。部屋のクローゼットの中にはその事件の犯人サンドマンが拘束されていた。フルトンは以前遺族のカウンセリングを行っていたが一向に行われない”正義”に心を痛め今の犯行に至っていると言う。そしてリズにもスージーのために犯人には報いをと言って枕を渡した。サンドマンは子供を枕で窒息させて殺していたのだ。枕を持ったリズはじっとサンドマンを見つめ今にも彼を殺しそうになるが、その時リズを追って来たレスラーやグレイヴスたちが踏み込んできた。フルトンはすぐに逃走。ホリスは逃げ遅れたがグレイヴスとサンドマンを撃ったためにナヴァービに撃ち返された。
リズはすぐにフルトンを追い、彼女を見つけた。だがリズはそのままフルトンを見逃したのだった。
その後郵便局に戻ったリズの前にクーパーとフルトンが現れる。フルトンの許可が出てリズはFBIに無事復職できることとなった。リズは送るフリをしてフルトンに「私の父はいろんな専門家を頼ってるわ。特殊技能を持った人たちよ。あなたのようにね。私もいつかあなたを頼るかも。」と言った。

色々複雑に絡み過ぎ～！やっぱりブラックリストはすごいなぁ。
関係ないと思ったことも関係してきちゃうんですもんね。
カウンセラーのおばちゃんよく出て来るわねって思ったらまさかの必殺仕事人！まぁ実行はホリスさんですけれども。
すごいですね～。そんでそれに共感しちゃったリズですか？法を破ってでも正義の鉄槌を下すフルトンさんを見逃した上に今後も何かしらの関係が続きそうですね。リズは完全にお父さん似ですわね。
でも野放しになってるシリアルキラーを始末してくれてるんだから何も悪いことはしてない！w
そーしーてーレッドぉ！秘密を守るのに必死ですね。リズに協力しているようでちょいちょい妨害してます。
目撃者を殺さず匿ってくれてるのは良かった。ガーヴェイに渡したら即殺されますもんね。
ガーヴェイとの密約はどうなるんでしょ。レッドがガーヴェイに一本とられるってことはないと思いますけれど、早いとこあのハゲデブメガネを始末してもらいたいんだけどな。
でもガーヴェイの真実を追う理由ってのも気になりますね。そもそも真実が何か？そろそろ知りたいです！
あ、アラムちゃん情報が命のお仕事してるんだからガーヴェイの顔写真はあらかじめチェックしておこうね(´・ω・｀)
おい、ハゲデブメガネ！アラムちゃんのお尻は茶色くないんだからね！トパーズのような黄褐色なんだからな！

今日の一枚

BLACKLIST season5 ep16