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ブラックリスト シーズン4　第7話『エイドリアン･ショウ医師(前編)』

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ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。

偽IDを作る者

リズを呼び出したレッドは「次のリストの人物だ。通称”検視官”。」と話し出すがリズは「やっと娘が戻ったの。少し待てない？」と言った。しかしレッドは破壊的で侵略的な”ミノカサゴ”をカークにたとえ話を続けた。銛で突いた魚のことを持ち出し確実に仕留めたと思ったのに逃げられたと言う。リズは「カークは逃げないわ。」と言ったがレッドは「逃げるよ。誰かの力を借りて。君だ。同情的だ。父親だと思ってるしね。追い込まれたら親を救いたくなる。」と言う。リズは「分かった。聞くからもっと教えて」と言って検視官についての情報を聞きそれをレスラーたちに伝える。
「検視官がやってるのはいわば悪人に向けた証人保護プログラムよ。死人の身元を奪い書類上で生かし続ける。精巧な偽のIDを悪人に売りさばいてる。」と言うリズにクーパーは「カークと関係が？」と聞いた。リズは「レッドはカークが逃げると。その時は検視官が手を貸す。」と言うがレスラーたちは逃げるのは不可能だと言った。クーパーが「なぜ検視官の存在を？」と言うとアラムが「顧客を奪われたのでは？ギザ・バレラ。父親は抗争回避のためライバルのカルに娘を14歳で嫁がせた。20年後彼女は父親と夫を殺しカルテルを自ら統一した。」と話す。するとレスラーが「だが別組織と抗争が勃発。6万人が死に彼女は消えた。」と言う。検視官からIDを買ったお陰で他人に上手くなりすますことができていると考えられた。ギザは修道院育ちでラテン語が堪能なことからアラムはその線で調べ始める。すると私立学校でラテン語教師として働くギザらしき女性を発見した。クーパーは「確かめろ。彼女がバレラなら検視官との連絡方法を聞け。」と指示を出した。

瀕死のカーク

カークの監視カメラの映像を見ているリズにクーパーは「話して来い。事件ではなく君や過去のことは話すだろ。君は娘だ。とにかく話してみないと始まらない」とアドバイスした。箱の中に入るカークの所にやって来たリズにカークは「父と呼んだのは本心か？」と聞いた。リズは「そうよ。」と答えた。「だがレディントンを選んだ。」と言うカークにリズは「自分を選んだの。彼から娘を守りたいのは私もトムも同じ。親が決めることよ。」と言った。母親の話しなどをするカークだが鼻血が出始める。そしてどんどん体調が悪くなり倒れてしまった。すぐに箱を開けカークは医療センターへと運ばれる。
医者は「重症の再生不良性貧血ね。数時間で頭蓋内出血になる。今の状態で輸血すればショック状態に。でもしなければ死ぬ。治療プランを考えるけど恐らくどれも無駄。血縁者からの幹細胞移植を受けない限り命は朝まで持たない。」と言った。

身元を偽る女からの情報

レスラーとナヴァービはレナータと名乗り働くギザの学校を訪ねる。IDを見せてもらい話をするがギザはレスラーにスプレーをかけナヴァービの腹を蹴ると逃走を始める。だがすぐにナヴァービに捕まり連行された。レスラーはギザ・バレラの話をするが彼女は「そんな人知らない。」とシラを切る。するとナヴァービが「14歳で40も年上の男に嫁がされた。絶望したでしょうね。娘を守るべき父親に売り飛ばされたも同じ。”検視官”を渡せば私たちがあなたを守る。」と言った。するとギザは「献血ボランティア募集の広告が毎週新聞に載る。採血専門の看護師と言えば次回の献血の日時がメールされあらゆる検査で警官でないかを確かめられる。新しい人生を与える前にどういう人間かを探るの。」と教えてくれた。検査を受け終わったナヴァービの元に電話がかかってくる。アラムは「待て、指紋やDNAでFBIとバレるだろ？」と心配するがナヴァービは「モサドでの偽名にたどり着く」と言って電話を取ると、検視官に会うためあるバーを指定された。

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イケてる年寄りとイケてない年寄り

バーで待つナヴァービの元に年老いた男がやって来る。もちろん周りにはレスラーを始め捜査官たちがスタンバイしている。年老いた男はドーナツクッションを席に置くとその上に座った。ナヴァービはそれらしく「私の状況から説明を？」と話しだすが検視官は「君はヴィクトリア・クローニン。医療経営管理の修士を取得…」と新しいIDの情報を語り始めた。だがその時聞き覚えのある声が聞こえてくる。やって来たのはレッドだった。「あなたが検視官か。」と言うレッドに苦い顔をしながら「レイモンド・レディントン。」と検視官は言った。レッドはくだらない話しをしつつ検視官を煽り「欲しいIDはある女性のものだ。ソニア・ブルーム。研究者ですよね。15年前ラボへ出勤するとライフワークが盗まれパートナーが”自殺”してた。だが彼女は殺しだと気づきあなたに頼んで別人になった。その名前を知りたい。」と話す。検視官は「不可能だ。依頼人の秘密は完全に守られる。」と断るがレッドは今このバーにかつて兄を殺された男がいるが、検視官が犯人のIDを作ったと知ったらどうなるだろう？と脅しにかかる。検視官は屈し「エイドリアン・ショウだ。」と言った。

先回り

エイドリアン・ショウ(ソニア・ブルーム)が何者かを調べるアラムは「レディントンさんは天才だ。”悪の天才かも”。ソニア・ブルームは次世代ゲノムの研究者だ。DNA解析で免疫機能を見直してる。2001年特許を申請したがパートナーは死亡。彼女は行方不明に。パートナーはマシュー・ハジ。」と言ってモニターに写真を出した。ナヴァービは「リンドキスト財団に殺された。今度はソニアを捜すために検視官を渡してきた。」と言いレスラーは「彼女の研究とカークの関係は？」と聞いた。アラムは「現在はエイドリアン・ショウだ。身元にまつわる情報は検視官が作り上げたウソ。昔から変わらない事実は医者だってこと。過去の研究は無関係だが現在ショウが組んでいるパートナーの専門分野は血液学。」と言った。それを聞いたレスラーは「カークは貧血で死にかけレッドは最先端の血液学者を捜し始めた。カークにとっては最後の希望だな。」と言う。ナヴァービも「カークを殺すには彼を救える医師を殺せば確実ってわけね。」と言った。そのショウのパートナーはレイバーンと言う男性医師であるがもうレッドは先回りし銃で脅してショウの居場所を聞き出そうとしていた。
ショウの研究場所は船であると突き止めたアラム。レスラーたちもすぐに向かうがレイバーンが大柄な黒人と帽子を被った白人と共に出て行ったと言う情報を得、ナヴァービと顔を見合わせた。レッドはレイバーンの携帯からショウに電話をかけ「ショウ医師。それともブルームかな？社交辞令は抜きだ。時間がない。レイバーンと一緒だ。着岸の瞬間その船にFBIが乗り込むぞ。力になりたいんだ。刑務所が嫌なら聞いてくれ。君の船にヘリパッドはあるかな？」と言った。
その後船は港に到着。レスラーたちは中を確かめに入るがどこにもショウの姿はなかった。だが船内を調べると確実に医療行為が行われていた痕跡が残っていた。更には横たわる大勢の被験者たちを見てナヴァービ達は驚いた。
その頃レッドはショウに会い、彼女をどこかの建物へと案内していた。奥へ行くと設備が整った部屋がありレッドは「ここで2週間前までタバコ用納税印紙を偽造してた。納税印紙はボロ儲けだぞ。この話は機会を改めてしよう。今は至急君の協力が必要な問題がある。」とショウに言った。

受け入れがたい事実

カークの命を救うと決めたリズはドナーとなることに。病院にやってきたトムはそんなリズにやれやれと言った顔を見せた。血液を採取するだけだと聞くとリズの手を握り「分かった。君が気のすむようにすればいい。でも危ないことはするな。」と言った。
採血も終わりしばらく待つと医師がやって来る。「結果が出たわ。移植に十分な幹細胞が採れなかった。適合するドナーなら外科的処置で腸骨から骨髄液を採取できる。」と言うがトムが「ダメだ。外科的処置にはリスクが伴う。」と反対する。医師は「まれに感染症になって腸骨の壊死を起こし運動に影響が出る。脂肪塞栓症の危険もあります。でも適合するかどうかの確認が取れない限り病院がカークさんに幹細胞を移植することはないの。結果が届き次第知らせます。」と言った。
その後看護師がリズを呼びに来て「あと数分で検査結果がでるのですぐ移植できるように準備を」と言った。リズはトムに「約束を破るけどやらないといけないの。」と言う。トムは「やりたいんだろ？義務じゃない。」と言って送り出した。
手術着に着替えオペ室に入るリズ。すぐに骨髄液が採取できるよう準備は整っていた。そこに検査結果を知らせる連絡が入った。
目を覚ましたカークは病室にいるリズに「オペ室に入ったかと…」と声を掛けた。リズは「入ってた。」と答える。「命を救ってくれたな。」と言うカークだがリズは背を向けたまま「救おうとした…」と言った。「不適合だったか？」とカークは聞いた。リズは「そう。検査は…不適合だけじゃないの。他のこともわかった。私はあなたの娘じゃない。」と言った。
検査結果はねつ造だ、レディントンの仕業だと言うカーク。容態はどんどん悪化していった。取り乱すカークは押さえ付けられリズはレッドに電話をし「結果を操作した？親子じゃないと出てカークがあなただと。」と聞く。レッドは「すぐ病院を出ろ。大事なのは君の安全だ。奴が君を娘だと信じてきたから今までは無事だった。奴は病院では死なない。計画は始まってるはずだ。脱出部隊が突入するぞ。ためらいもなく人を殺す連中だ。クーパーに連絡し病院を出ろ。」と言う。レッドの言葉通りカークの手下たちが患者や医者になりすまし動き出そうとしていた…。

気になるところで後編へ続く～ですね！
やっぱりリズとカークは親子じゃなかった～！！ってことはやっぱりレッドがパパン…。きっとそうだ。そうに違いない！
カークさん脱出したところで死ぬと思うんだけど…。死ぬときくらい大人しく死ねや！って思うけどしぶとく生き抜いていくんでしょうかね？カークの秘書らしき気の強い女の人、カークの恋人だったのね…Σ(ﾟДﾟ)歳の差カポーやん。でも女の趣味悪～。って思っちゃうのは私だけでしょうか？(笑)
しかしリズもトムも自分中心なのは間違いないな。お似合いの夫婦だわ(;´∀｀)
間違い探しをするレッド可愛すぎる！寄り添って一緒に本を見るデンベも可愛すぎる！
そういえばリズはトムのママンのこと知らなかったんですね～。ママンは相当キレ者なんでいつかアグネスを囲んで幸せ家族の図でもやってもらいたいです。
そしてレッドはショウさんに何をさせようとしてるんでしょ？まさかカークを死なせるんじゃなくて生かすために…？
早く続きが観たいですね～！

今日の一枚

BLACKLIST season4 ep7