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ブラックリスト シーズン4　第1話『エステバン』

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ネタバレしています。まだの方はお気を付けください。

痕跡を追って

リズを追いかけキューバへとやって来たレッド。だが突き止めた場所にはリズの姿がなかった。
トムやアグネスの姿もなく残された血痕や部屋の状況から何が起こったのか判断したレッドはトムと揉みあい撃たれたカークの手下を捜すため闇医者を当たることに。
ミスター・キャプラン、デンベと共にクラブの奥にいる闇医者の元を訪れたがすでにカークの手下は死亡していた。レッドはミスター・キャプランに小言を言いつつナタを出すとカークの手下の首を落とした。
それをカバンに入れて今度はマニーの所へやって来る。「カーニバルの時に消えて以来だな」と言うマニーの言葉に反応することもなくカバンから生首を出して見せる。「なんだよ。どうしたんだ？」とマニーは驚いた。レッドは「名前を知りたい。よく見てくれ。私の大事なものを盗んだ一味だ。」と表情も変えずに聞く。マニーは「警官だ。親玉は知らないが知ってそうな奴なら…」と答えた。
マニーはレッドと共に警察官たちが集まる場所へとやって来た。カードゲームに興じる警官たちを見てレッドは「崩壊した共産主義ほど惨めなものはないな。アメリカじゃ腐敗した警官はホントの金を賭けてやる。」と言って札束をポンとテーブルの上に置いた。そしてデンベに合図するとデンベはカバンから生首を出してテーブルに置いた。「彼のボスを教えてくれたらその金をやる」と言うがいきなり現れたレッドに不信感を持つ警官たちは銃を握りレッドに向けようとする。だがレッドはそんなことは想定内だし時間がもったいないと言わんばかりにあっさり警官たちを射殺していく。そして最後に一人残った警官が「名前を言う…」と言った。
生首のボス名前はホセップ・バルザン。初耳だとレッドは言った。するとマニーが「島の禁制品を引き受けてる男だ。お目当てが島にいるなら奴が守ってる」と教えてくれた。レッドはデンベにチームを集めるよう言った。

鏡越しの再会

突き止めた居場所に乗り込んできたレッドたち。デンベとレッドがある部屋に入るとそこには大きな鏡があり、どうやらマジックミラーになっているようだった。そして「やあ、レイモンド。」と男の声がする。鏡の反対側にいるリズとカークからはレッドの姿が見えているがレッドは見えない。「エリザベス、無事か？」とそこにいるであろうリズに語り掛ける。カークは「当然だ。お前と違って実の娘を傷つけない。」と言うがレッドは更にリズに呼びかける。するとリズが「左よ」と言うとレッドは言われた通り自分の左側に向けて銃弾を数発撃ちこんだ。だが防弾になっていて鏡にはヒビが入るだけで壊すことはできない。レッドは「コンスタンティン。何が望みだ？無傷で返せば何でもやる」と言う。するとカークは「娘を育てることだ。お前に奪われた26年間分の父親としての生活だ。それは無理だろ？」と言った。レッドは「そうだな。お前に育てる資格はない。」と答える。その時武装した軍の部隊が乗り込んでくる。リズはレッドに「行って、二人を捜して！」と言う。置いて行けないと断るレッドだが部隊が迫り時間がない。「必ず迎えに来る」と言うと姿を消した。

エステバンという男

レッドはクーパーに電話をかけ「チームを集めろ。カークが島からの脱出プランを立ててる。それを調べられる者を知ってる。マヌエル・エステバン。リストの人物だ。ピノチェト時代”死のキャラバン”を率いて市民に暴虐の限りを尽くした男だ。あちこちの独裁的政権に便利に使われてきている。」と言った。ナヴァービは「だとしてもなぜキーンの居場所が分かるの？」と聞いた。「カークは軍に保護されている。軍が絡めばエステバンに情報が行く。」とレッドは答える。「どうやって捜す？潜入者は？」と言うクーパー。レッドは「いるさ。エステバンはアメリカ政府の子飼いだ。カストロが彼をとらえた際にCIAが二重スパイにした。キューバ政府の内情が分かるのはエステバンのお陰だ。居場所をCIAに聞け。エリザベスを捜す」と言った。

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ブラインドデート

クーパーはパナベイカーに会いエステバンの情報を求める。パナベイカーは「レッドが知らないことはないのかしら…。国務省が毎週出す海外渡航情報に次の会合の日時を暗号で入れ込むの。」と教えてくれた。この情報から国立美術館で会うことが分かったのでレスラーは潜入することにする。カフェに入ったレスラーは黒い布を頭に被せられ連れ去られてしまう。
連れ去られた先で銃を突き付けられるがそこにエステバンがやって来る。「私を始末しに来たのか？アメリカ政府が私を始末する気なら思い知らせる。」と言う。キューバとの関係が良好になった今CIAとエステバンの関係が重荷になっていることはパナベイカーが話していたがエステバン自身もそのことに気付いていた。レスラーは「違う。レディントンがあんたに会いたがっている」と言って突き付けられた銃を奪うとエステバンから携帯を借りレディントンに電話を掛け、エステバンに渡した。電話口でレッドは「エステバン。捕まりにくい男だ。しかもあったことがない。ぜひ一度おしゃべりしたいものだ。ブラインドデートしよう」と言った。
公園で会うレッドとエステバン。レッドは今のエステバンの微妙な立場の話をし、「自分も追われる身だが30年間自分を守って来た。その技術を提供する。キーンの居場所と引き換えに」と交渉を始めた。

宣戦布告

カークの手下ホセップ・バルザンに車のトランクに乗せられていたトムは殺される危機に立たされていた。何度も抵抗を見せるが全て失敗に終わり、結局アグネスは連れ去られ銃を突き付けられたトムは森の奥へと連れて行かれる。
シャベルを持たされ自分の墓穴を掘らされる。
その頃連れ去られたアグネスはリズの元へと届けられていた。カークはバルザンに「夫の方はうまくいってるのか？」と聞きバルザンはトムに穴を掘らせている男(エンジェルというらしいw)に電話を掛ける。エンジェルが会話に気をとられている隙にトムは拾った大きめの石を使って攻撃を仕掛ける。何度も何度もエンジェルを殴って奪った銃で殺した。それを聞いていたバルザンはこわばった顔でカークに「話したいと…」と携帯を渡す。カークが出るとトムが「赤ん坊と母親は無事だろうな？必ず行く。待ってろ。俺一人じゃない。お前を殺しに行く」と言った。それを聞いていたリズもトムが生きているとわかり安心した。

束の間の安心

エステバンからカークの居場所と彼が脱出手段として水上飛行機をチャーターしたという情報をもらったレッド。かわりに「36番埠頭のコンテナ船に乗れ。カラカス行きだ」と身を守るための情報を与えた。そしてレスラーには帰るよう言う。もちろんレスラーは断るがそれでもレッドはそうするように言った。レスラーは「あの男はどうするんだ？」とエステバンを逃がすのかと聞いてくる。レッドは「エリザベスを救うため悪魔と取引した。だが君はしてない。彼の船が出るまで半日ある。好きにしろ」と言った。
リズも監禁されていた部屋から逃げ、レッドたちもカークの居場所に迫っていた。トムもアラムに連絡を取り協力してもらってバルザンの車を追ってもらう。
その頃アグネスを連れ逃げていたリズだがバルザンとロミーナによって捕まってしまう。またもアグネスを奪われリズは水上飛行機に乗せられてしまった。レッドたちも屋敷に到着しリズとアグネスを捜す。デンベはバルザンと揉みあいになり取り逃がしてしまったが、ロミーナを見つけたミスター・キャプランがアグネスを取り返してくれた。レッドはリズが乗せられた水上飛行機を苦い顔をして見上げていた。そしてミスター・キャプランが連れて来たアグネスを抱き上げ「一人戻った…」と言った。
アグネスを連れミスター・キャプランとレッドはデンベの運転する車に乗っていた。まだまだ問題が残っているが嬉しそうにアグネスを見つめるレッド。「どこに行くかだけど…」とミスター・キャプランが話しかけるとそこに車が突っ込んでくる。気を失うレッド。朦朧とするミスター・キャプラン。そこに現れたのはバルザンだった。バルザンはアグネスを抱き上げると自分の指にキスをし、それを動けないミスター・キャプランの唇につけた。声も出ず動けないミスター・キャプランは恨めしそうにバルザンの後姿を見ながら意識を失ってしまった…。

始まりました！シーズン4！やっぱり久々に観ると内容が結構難しいので慣れるまで頭がついて行かないですね(笑)
さらわれたリズとアグネスを取り戻すため、ブラックリストにのっている人物の協力を得ながら突き進んでいくレッドたちという所でしょうか。何だか弱々しいカークおじさん相手だけどなかなか捕まえることができませんでしたね～。
そしてリズはまたも連れ去られてしまいましたが何とかアグネスだけ奪還！と思った矢先にまたさらわれるとか…。
デンベもやっつけるしバルザンはどんだけ超人なんですかね～。タイトルのエステバンより活躍しとるやないか～い！と思ってしまいましたw
でもってエステバンさん捕まってましたしねww
さて、このほかにも問題は残っててレッドとミスター・キャプランの問題であったりリズが生きていると知ったFBIの仲間達の苦悩とか。男性陣は許してましたけどナヴァービはリズのことが許せないみたいですね。何か気持ち分からなくもないです。死んだと思って本当に悲しんだわけなんで。信頼していた分裏切られた気持ちが大きいのかもしれませんね。でもまた前のような関係に戻ってくれるよう願います。小難しいブラックリストですがやっぱりおもしろいので次回も楽しみですね♪

今日の一枚

BLACKLIST season4 ep1